New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

2022-01-01から1年間の記事一覧

363)正しい立ち方

今日ピラティスの教室で、正しい立ち方の練習をした。私の場合は、膝裏がロックする程に、膝を伸ばしている為、お腹が出て、反り腰と言うか弓なりの姿勢になって居ると、注意を受けた。 一般論として、他の人が受けた、立ち方の注意事項についても下記して置…

362)中国語の腰の話

YAO

太極拳をしていて、悩ましかった言葉「腰」について書いておこうと思う。 中国語の「腰(yāo)」を、日本語で「腰(腰椎と仙骨と骨盤)」の事と単純に思って居た。それは間違いで、中国語の「腰(yāo)」は「腰椎下部と仙骨だけ」を指すのだ。 だから、中国語で「…

361)”気” について

最近、”開合”を意識しながら太極拳の套路している時、自分の身体の中に、力の方向性を感じる時が有る。 ひょっとすると、これは ”気” のエネルギーの流れる方向なのかも知れない。 未だ ”気” を十分に認識出来て居ない自分に、その流れが分かるのか?と言う…

360)腹圧の高まりを感じる

先日誰かのブログを読んでいたら、目から鱗の事が有ったので、自分の理解も含めて、備忘録として、以下に書いて置こうと思う。 ヨガで合掌した両手を上から降ろし胸前で構えた時や、太極拳で抱拳礼をした時、注意して居れば、腹圧の高まりに気づくだろう。 …

359)筋肉について

先日筋肉について調べたので忘れない内に書いて置こうと思う。 屈筋=主に関節を曲げる。屈曲に働く筋。上半身前側や腕の前側に有る筋肉。 本質的には守りの筋肉である。 伸筋=主に関節を伸ばす。伸展に働く筋。下半身の前や腕の後側に有る筋肉。 本質的に…

358)りきみのない状態

太極拳では「緩めて、繋いで、広げる」と教えられる。 このうち「緩めて」とは、脱力はするけれど、伸筋と屈筋で考えた時、両方が、ニュートラルな状態になっていて、骨だけで支えられた状態の事である。 その時の、身体には空気が入った風船の様な弾力が必…

357)”りきみ”を無くす

太極拳教室で「もっとりきみを無くしましょう」と、良く言われる。自分はりきんで居ないと思って居ても、まだ言われる。 そこで、りきみが出る原因、無駄な筋力を使う原因、について考えてみた。 ①心理的緊張・・見られていると身体が固まる。肩が上がる。肘…

356)脱力と安定を追求

昔書いた太極拳メモを読んでいたら、習い始めた頃に、先生から言われた言葉が、出て来たので紹介しておこうと思う。 今世の中で、西洋的な物の見方と東洋的な物の見方の違いが話題になって居る。 スポーツは大体において、”△△競争”とか、”XX対抗戦”と、言…

355)甩手(スワイショウ)

甩手をしている時、身体の回転軸はどこに置いて居るのだろうか?重心移動はどの様にして居るのだろうか?その時身体にはどの様な感覚が生じて居るのだろうか? そんな疑問が浮かんだので、色んなパターンでやって見た。 A】両足の中心に回転の軸を置き、それ…

354)初段の合否判定基準

先日教室で「今年の11月、初段の試験に挑戦したいと思う。24式太極拳のどんな点に注意して練習したらいいか教えて欲しい」と依頼された。 自分はその頃、どんな点に注意して練習をしていたのだろうか? ㋑昔のメモを整理してみた。 1.何よりも、まずは、套…

353)ストリートパフォーマンス

先日、YOUTUBEで、繁華街の歩道脇にあたかも銅像の様に、じっと立って居るパフォーマーの動画を見た。 誰もが無関心に通り過ぎていく中、銅像が急に動き出して、通行人をびっくりさせる「スタチュー」と呼ばれる分野のストリートパフォーマンスだそうだ。 そ…

352)捻じれによる身体の張り感

最近、身体と腕が繋がると言う感覚、捻じれによる身体の張り感が、気になって居る。 かって教室で「緩んで繋いで広げる」と教えられ、「緩んで」の感覚は分かっても「繫いで」の感覚が、中々分からなかった。 先輩から「右足で立って、右手を捩じりながら目…

351)片足立ちの安定性

先日、先生から「摟膝拗歩の収脚で、手と足の協調一致が出来てない」と注意された。 摟膝拗歩で収脚をする時、片足立ちの安定性がない為、早く足を引き寄せて、丁歩してしまうので、手と足の協調一致がうまく出来ないのだ。 片足立ちが安定すれば、ゆっくり…

350)今日の注意事項

今日教室で、先生から注意された事が沢山有った。練習仲間からのアドバイスも含めてここに纏め、今後の練習に生かしたいと思う。 【A】推手練習をしている時に受けた注意事項。 ①二人で最初に塔手した時、既にぶつかっている。それから緩めようとしても駄目…

349)繋がっている感覚

最近、太極拳の練習をしている時、腕を動かすのに合わせて、他の部分が一緒に動いているのを、感じる事が有ります。 例えば、推掌をする時ですが、墜肘に注意しながら、腕を前に出して行くと、首が伸びていく様に感じたりします。 例えば、雲手の最後で、雲…

348)太極養生五防功

最近教室で「太極養生五防功」をする機会が有ったので、五種類の動作の名称と、各動作の注意事項を纏めてみた。 ①大地回春(だいちかいしゅん) ㋑深呼吸の動作である。 ㋺両手を横に広げ、上に挙げて行く時、肩の力を抜く事。 ㋩手だけの動きにせずに、身体…

347)収脚のタイミングと目線

先日太極拳の教室で、左野馬分鬃から后坐→碾歩→前進→踏実→収脚→右足上歩→右野馬分鬃の動作をしている時、先生から収脚のタイミングと目線について、注意されたので以下に記して置く。 右下勢独立から左足踵着地→碾歩→前進→踏実→収脚→右足上歩→右穿梭の動作を…

346)背骨の捻じれが威力を生む

太極拳の力の伝達と言う視点で見た時、背骨がどう使われて居るのだろうか。 私のこれまでの太極拳では、両胯と両肩を結んで出来る四角い平面が捻じれない様に、気をつけて動いていたが、最近、このやり方は大きな間違いだと気付いた。 太極拳で、足→股関節→…

345)背骨を通すと言う本

昨日、たまたま行った本屋さんで、高岡英夫さんの「背骨が通ればパフォーマンスが上がる」という本を見つけ、背骨に興味が湧いたので買って来た。 以前に「キレッキレ股関節でパフォーマンスは上がる」と「肩甲骨が立てばパフォーマンスは上がる」の2冊を読…

344)力の伝達と動きのズレ

太極拳で柔らかくて力強く動くには、どの様に動けば良いかを考えていたら、ふとボール投げの動作を思い出した。 省エネでボールを投げた時は、身体を動かさないで腕だけを動かしている。 腕だけ動かしながら、スピードのある球を投た時は、肩甲骨・上腕・肘…

343)緩めて繫いで広げる

太極拳の講習会で「緩めて繋いで広げる」と言う話を何回も聞いた。 その時には、「緩める」と言う感覚は「緊張が無く萎えても居ない状態」だと、頭で理解したが、「繫ぐ」感覚と「広げる」感覚は、雲をつかむような、皆目わからない話だった。 最近になって…

342)4段位1次2次審査項目

先日、太極拳教室の仲間から、4段位への昇段審査会の話が出て、ちょっと気に成ったので調べてみた。重点点検項目を再度思い起こして、現在の自分に当てはめ、再確認して置く事も重要だと思った。 審査会は、1次と2次に分けて、24式太極拳の起勢から攬雀尾ま…

341)健康体操太極拳

①伝統太極拳と簡化太極拳の違いは何なか? 伝統太極拳は各流派が、それぞれに違う理論や方向性を持っていて、一般に普及させるのが難しい為、これらの共通部分を抜き出して、動作の始点/終点とそのルートを言語化し、普及させ易い套路として作られたのが簡化…

340)今日の注意事項

最近、私が太極拳をする時、注意して居る事は、手首の折れ曲がりです。 例えば、起勢に入る前段階(予備勢)の時、腕を真っ直ぐ降ろし、指先を下に向けて立って居るつもりなのに、手首が折れ曲がっている。 摟膝拗歩や倒巻肱で後ろに広げた手を、耳元に持っ…

339)シルバー大会中止

一昨日、第28回シルバー太極拳近畿交流大会の中止連絡が来た。 覚悟はしていたが、非常に残念である。 この2年間は、太極拳の発表会や交流大会の計画が中止になるのが当たり前に成って来ている中、自分の太極拳練習に対するモチベーションを維持するのに苦労…

338)自転車の遅乗り競走

昔、小学校の運動会で、子どもも大人も参加できる、自転車の遅乗り競走が有った。 自転車に乗って30mほどの距離をどれだけ遅く走らせるかの競争で、100m競走の様に走るレーンの幅は決まって居る。 自転車が倒れたり、足を着いたり、所定のレーンから車輪が…

337)安定した足の運び方

蹬脚や金鶏独立で、安定して立って居る人を第三者が見た時、バランスにいささかの狂いも見えないし、修正に四苦八苦している様にも見えないだろう。しかし本人は、微妙なバランスの狂いにいち早く気付き、修正し続けているのだと聞いた事が有る。 我々は、2…

336)太極剣

最近、太極剣のご指導を受ける機会が増えている。 色々とご注意を頂いたので、下記しておこうと思う。 【総括的注意事項】 太極剣も太極拳です。 太極拳の基本を忘れないで、剣を扱って下さい。 【注意された時の言葉】 剣を軽々しく振り回さない/小手先で動…

335)優雅な太極拳を見て

先日、24式太極拳を優雅にやっている人をじっくり観察する機会が有りました。 収脚してから上歩する迄は、片足で自重を支えるのですが、その人は、上げた足を進行方向に降ろす迄の、滞空時間が非常に長かったです。きっとこの滞空時間の長さが、優雅さに繋が…

334)套路覚えてからが太極拳

スポーツクラブの太極拳に参加されている人の中には、24式太極拳の套路をまだ覚えきれてない人も大勢で、中には「始めてから3年になりますが、まだ1人では套路を通せません」と言う様な人も大勢居ます。 3年もやっているのだから、24式太極拳の套路はなんと…