先日教室で「今年の11月、初段の試験に挑戦したいと思う。24式太極拳のどんな点に注意して練習したらいいか教えて欲しい」と依頼された。
自分はその頃、どんな点に注意して練習をしていたのだろうか?
㋑昔のメモを整理してみた。
1.何よりも、まずは、套路を間違えない事。
2.途中でどんな事が起きようとも諦めずに、最後までやる事。
3.肩の力を抜き、耳と肩の距離を縮めない事。
4.間違えそうになっても、舌を出したり、首を傾けたり、下を向いたりしない事。
㋺初段の合否判定基準が出てきた。
1.歩型、身型、手型と動作の路線が、おおむね要求通りである事。
2.立身中正が、おおむね保てている事。
(臀部、上半身、頭部がおおむね中正であること。明らかな 傾きは不可)
3.速度が、おおむね均一である事。
4.定式において基本的に上下動作の協調一致がある事。 となって居た。
1~4全てにおおむねとか基本的にとかの言葉が入って居る。
2段では、その項目を厳しく審査するが、初段では、そこまで要求しないという事だ。
しかし、受験する本人にとっては、どこまでがおおむねなのか、分らない訳で、先生からのご指摘や、先輩からのアドバイスを、自分が理解した範囲の100%、出し切るしかないだろう。