New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

推手

453)3段1次の推手手法の回数

3段1次の推手試験では、手法の回数が正しくないと不合格になる。注意すべきは、㋑最初の四正手 ㋺平円・立円・折畳の開始位置と終了位置である。試験の緊張から、最初の四正手で回数が分からなくなると、パニックに陥ってしまう。 ㋑最初の四正手のカウント…

451)5段セミナーでの四正推手対練

先日、5段セミナーに参加した人から「老師と四正推手対練をする時の一連の流れ」を聞いたので、以下に書いておこうと思う。 この対練ではA老師が指示する通りに、自分とB老師で12種類の技を順番に表現する。まずB老師が甲、自分が乙となって12種類の技を…

450)四正推手のペア練習表 12の技

5段位昇段セミナーの資料「太極拳推手<四正推手>対練(ペア練習)表」を頂いた。このペア練習表には、基本技術と応用技術で計12種類の技が書かれている。 これ迄にセミナー参加した4日間と近々参加予定の2日間で、この12の技をどの程度、修得していれば、5…

449)推手の注意事項

今までの、推手講習会で教えられた注意事項を纏めて置こうと思う。現在の実力では、消化出来ない項目や、誤解した項目が有るかも知れないが。。。。 A】推手で相手と接する前の注意事項㋑放鬆しておく㋺身体を繋いでおく㋩掤勁を維持しておく 掤勁とは、右/…

448)推手練習のしかた

先日の推手講習会で「初心者の推手練習はどの様にすべきか」を教えて頂いた。 本来、推手では、勁を受けた側が、放鬆して相手に返し、相手は更にその勁を受け入れて流したり返したり、相手の勁に防御の姿勢を取る為、勁のやり取りは複雑になる。 しかし、初…

446)推手の練習で分からない事

推手を練習しても分からないことだらけで、少しも進歩している気がしない。 推手の練習(四正手)で相手の掤を受け、どう対処すべきなのか、疑問点を纏めてみた。 ①相手の掤勁を感じたらすぐ、後ろに飛び退いているが、これで良いのだろうか? ②飛び退くエネル…

443)接触圧の変化なしで飛ばす

先日推手の講習会に参加した。推手套路は、両者による、正しい攻めと正しい受けの攻防が前提となっているが、その攻防が正しくない時は、どうなるか、どの様に反撃を受けるか の講習だと思ったが、少し違っていて、正しい攻防を知る為の講習だった。 相手か…

435)四正推手の応用練習

先日の推手講習会で習った事を、434)に引き続き、書いておく。 【注意事項】 ・練習は対応を講じず素直に技にかかる事で、お互いに勁の流れを理解していく。 ・塔手時、肘は絞り手の平は左横方向。掤は真直ぐ押し出すが、手は使わず腰で進む。 ・相手の勁を…

434)奥深く一生楽しめる太極拳

先日の推手講習会で、習った事を書いておこうと思う。 緩んで相手を引き込む所迄は、皆さん上手に出来ているが、その後ほとんどの人が、反動打ちをしている。それでは打つ時に、相手とぶつかる事になる。反動打ちも一つの技ではあるが、ソフトに勁を返す事を…

432)緩んで相手を浮かす

先日の推手の練習は、四正手をまわす途中で、相手の足を浮かせて、技を掛ける練習であった。技を掛ける事で、相手は、放鬆の不十分さ、中定を無くした事に気付くのだ。 相手の勁を受け入れて、相手の足を浮かせ、技を掛ける為には、自分の姿勢が正しくなくて…

430)推手講習会で気付いた事

最近行った推手講習会での気付き事項・キーワードで、ずーっと頭から離れない言葉が有る。各項目は脈絡が有りそうで無さそうだが、順不同に箇条書きして残しておく。 ①随意筋に頼らない。②身体はバネ。③バネには賞味期限がある。④勁は正しく受け入れれば自動…

427)推手講習会

先日の推手講習会で習った事。マスター出来てない事も、備忘録として記しておく。 ①四正手の最初の掤を甲から受け、乙がその勁を足裏に落とし甲に返す練習をした。・虚領頂勁し、肩甲骨/背骨/腰を緩め、丹田を感じる合の感覚で緩んで受ける。・勁をちゃんと…

426)相手と接する前に緩む

以前、推手の講習会に行った時「これだ」と思った事が有って、その理解が正しいかどうかを、今後確認する為に、備忘録として残しておこうと思う。 それは、起勢の最初に左肩を押されながら、左足を開いて開立歩になる時の要領だ。 練習の最初の頃は、左肩を…

424)推手の注意点纏め

これ迄、推手の練習をしている時や、講習会に行った時に、先生から教えていただいた注意点を纏めてみた。表現は違うが同じ注意だと思われるものも有り、何回も同じ注意を受けているなぁと痛感した。 【自分の在り方】 自我は捨てる。気配を消す。接触部の重…

423)推手講習会

コロナの時期だからとか、相手が居ないからとかの言い訳をして、推手講習会にはあまり参加して来なかったが、先日、久しぶりに参加した。 自分が理解できた事/疑問に感じた事/課題だと感じた事を纏めておこうと思う。 推手では、自分勝手に動いて、手を引っ…

414)身体感覚と脳の認識

推手の練習で、うまく出来た時、先生から「それです。それを忘れずに!」と言われるが、自分では何かをしたと言う実感がない為、なぜ成功したのか解らない事が多い。 成功した要因はこれだと言う事が実感できれば、上達できるのだろうが。。。。 ある時に体…

405)一日推手

今日は県連主催の一日推手と言う講習会に参加し、午前中は、四正推手を回す練習を、午後からは、四正推手の中のいくつかの場面で、相手を飛ばす練習をした。 四正推手を回す時のポイント①相手と接している部分の圧力が変わらない様にする。②自分勝手に動くの…

350)今日の注意事項

今日教室で、先生から注意された事が沢山有った。練習仲間からのアドバイスも含めてここに纏め、今後の練習に生かしたいと思う。 【A】推手練習をしている時に受けた注意事項。 ①二人で最初に塔手した時、既にぶつかっている。それから緩めようとしても駄目…

299)推手関連の四文字熟語

推手の要領を表す四文字熟語について先生がお話された。 ①不丟不頂(プーティユプーティン)・・・丟でなく頂でもない事 丟(ティユ)自分から率先して動いて相手から離れる事 頂(ティン)抵抗して相手の動きとぶつかる事 ②沾連粘随(テンレンネンズイ)・…

298)接・走・粘・拿・発

太極拳の推手に、接・走・粘・拿・発と言う言葉が有る。 接とは、相手と繋がった状態の事 走とは、接の状態のまま動く事 粘とは、走をしつつ自分が有利な方に誘導する事 拿とは、粘の結果として相手の動きを止める事 発とは、拿で止めた相手を勁で推し倒す事…

295)4段位技術教程

先日見つけた日本武術太極拳連盟の資料「4段位技術教程」に載っていた内容は、下記の様なものでした。 1.「3段検定重点点検項目(1~4)」の習熟度を高める。 2.「24式太極拳」の套路演練において下記の技法を体得する。 1)放鬆による身法の「開合」と手法…

276)緩んで繋いで

太極拳を習って、一人で24式太極拳の套路が出来る様になると、まず「定式の形を正確に覚えなさい。手の位置は・・・足の位置は・・・身体の向きは・・・ですよ」と、教えられる。 定式がそこそこ出来る様になると、次がルートの話。「定式に至るまでの手足の…

257)推手套路のメモ

3段の1次試験に推手と言うものが有る。2人1組で一定の推手套路をするのが、これまでの試験内容だったが、今年はコロナ禍対策の為、変更になった様だ。 今年は、個々人がエアーで平円/立円/折畳の動き方を示せるかどうかの試験をするとの事。 相手の勁を聴く…

254)接触無しの推手って?

コロナの影響で、3段への昇段1次試験が、これまでの推手套路から少し変更になったと聞いた。平円単推手・立円単推手・折畳単推手・平円双推手・立円双推手・折畳双推手の動きを一人で行うと言う風に変わった様だ。 むむむ・・・・。不丟不頂はどうなった??…

250)3段1次の推手套路

日本武術太極拳連盟の3段1次試験は推手套路である。今年初めある人から「3段を受験したいので推手套路を教えて欲しい」との依頼が有った。自分が受験する頃に書いた当時のメモを何度も読み返して、重要なポイントに抜けが無い様に追記/修正し、そのメモを基…

189)推手練功の効果

推手は太極拳における練功方法の一つであり、昔から推手と套路は車の両輪とも言われて居て、推手をやらなければ太極拳を本当の意味で理解する事は出来ない。 推手の練習を通じて、向上を目指す事が出来る技術には、下記の様なものがある。 ①套路の正しさ(姿…

167)中央研修会

先日太極拳の中央研修会に参加した時、推手の上手な人に教えてもらった事を書き残しておく。 ①正しい位置に立っている人からの勁力。上手な人を相手にした時は、相手の胸の真中を軽く押したら、その力は相手の足裏に落ちて、跳ね返ってくる。その勁力をちゃ…

166)推手は重要

最近つくづく推手の練習が足りていないと痛感する。套路だけを練習していると、一旦身につけた動きに何の疑問も持たず、これが正しい身体の使い方だと思ってしまう。 身体の内側で上肢と下肢が繋がった太極拳套路を要求されていても、それが出来ているかどう…

162)推手講習会に参加して

先日推手講習会に参加した。その感想を記す。 ①参加者の中には、太極拳4段の実力で、推手も大変上手な人がいる。推手は上手な人と組んで、フィードバックを得る方が上達の近道だろう。 ②今回自分の開立歩の姿勢が少し踵寄りで緩んでいるのできっちりとはまら…

155)推手の練習

先日、教室で2人1組になって推手の練習をした。 摟膝拗歩の上の手を耳元から前に出す時、相手の人がその手に抵抗を加える。その抵抗を感じずに前に押せたら、成功である。自分が押した反動が戻ってきたと感じる様なら、自分の押した力が、相手の足をしっかり…