New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

423)推手講習会

コロナの時期だからとか、相手が居ないからとかの言い訳をして、推手講習会にはあまり参加して来なかったが、先日、久しぶりに参加した。

自分が理解できた事/疑問に感じた事/課題だと感じた事を纏めておこうと思う。

推手では、自分勝手に動いて、手を引っ込めたり、無理やり押し込んではいけない。
不丟不頂(プーティユプーティン)と知ってはいるが、実践出来ているだろうか。

お互いに接したときの圧力をずっとキープしたまま動く事が大切で、その圧力はほんの小さな圧力の人も、結構、強い人もいる。両方とも正しいのか?疑問に思っている。

相手の推してきた力を、自分の足裏(脚底下)で受けるのは、結構難しい。途中で、肘とか肩とか腰のあたりで、方向がずれてしまう。自分の身体が有るべき位置から歪んでいる/整っていないと言う事だろう。骨と骨の相対位置を整えて、力の方向がずれない様にしたいものだ。

相手の推す力を、自分の足裏できっちり受けた時には、相手は勝手に飛んで行くらしいが、その感覚は未だ分からない。その感覚を体験し、自分のものにしたいと思う。

それとは別に、相手の推す力を、かわす方法(化勁)が有る様だ。まずは自分が緩んで、手を隠し、相手と接しているけれど、暖簾に腕押しの状態にすると、相手は根無し草になる。その状態をキープしながら、そーっと相手を動かす。この時下半身の安定と、目線の方向が大事。力が入ると、相手に支えの拠り所を与えてしまい失敗するし、下半身がねじれると、不安定になって自分が先に崩れてしまう。

身体が動き過ぎる。身体の位置をあまり動かさずに、前後しなさい。と注意される事が有る。重心軸が両足の中心にあれば有る程安定だし、片方の足に偏れば偏る程、相手の一押しで不安定になるのだから当然だ。未だはっきりとは分からないのだが、膝の曲げ伸ばしで身体を移動したり、腰の回転で身体の向きを変えるのではなく、前後の移動にも、左右への旋転にも、胯から胯への重心の受け渡しが大切な様に思いはじめた。