New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

457)上半身が軽い太極拳

先日読んだブログが心に残ったので、忘れない様に以下に書いておこうと思う。

動物が動く時は、頭から動く。目や耳、鼻などで得た情報をきっかけに、こっちに向いて動こうという意(意思)が生まれ、それによって頭の向きが変わり、そちらに向かって前足と胴体が動く。後ろ足はその後をついていく。

人間も通常は、前に進みたいという意が先に有って、胴体を前に運ぶ、頭と胴体が先に動いて後から脚が追いかける。全身が丸ごと動く事に寄与する。これが自然な姿だ。

しかし太極拳では、この自然な動きが出来ていない人を多く見かける。上半身を固め、下半身に重く乗っかって、四肢がバラバラに動く太極拳が目につく。全身が丸ごと一つになって動く太極拳を見かける事が少ない。

正しい太極拳の上半身は軽いものだ。上半身が軽ければ、居つく事も無く直に、前に歩いて行けるし、後ろにも下がれる。下半身が自由に動いて、移動が自然になる。上半身が重いと、前に歩こうとしても膝が引っかかったり、下がろうとしても、直ぐに前足が踏めない為、一呼吸遅れてしまう。下半身の負担が増え、関節は悲鳴を上げる。

上半身を軽くするには、站椿功で身体をゆらしながら、固まった筋肉を緩めていくのが良い。胴体の重さを腿で支えず、胯で支える。筋力ではなく、バランスで立つ。腿ではなく、足で立つ。その様な立ち方を見つける事が重要だ。

筋肉を固め、筋力で背骨を支え、脚力に頼る様な立ち方だと、身体のバランスの崩れを感じる事は出来ず、重心の位置も分からない。筋肉を緩める事で、バランスの崩れを敏感に感じる事が出来るし、重心が今どこに有るのかも分って来る。

身体を固めたままで動いていては、いつまで経っても、本当の太極拳にはならない。上半身を緩め軽くして、胯に乗せ、バランスを維持しながら動く様に心掛ければ、やがては本来の太極拳が見えて来るだろう。

ブログでは、この様な事を言っていたと思う。私も、身体を固める事なく、軽くして、バランスの良い位置を維持して動く太極拳を心がけたいと思う。