New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

放鬆

457)上半身が軽い太極拳

先日読んだブログが心に残ったので、忘れない様に以下に書いておこうと思う。 動物が動く時は、頭から動く。目や耳、鼻などで得た情報をきっかけに、こっちに向いて動こうという意(意思)が生まれ、それによって頭の向きが変わり、そちらに向かって前足と胴…

411)緩めるには許すが大事

太極拳をする事で、気持ち良さを味わう感覚が磨かれ、ずっと心地良い時間を過ごせる様になると言う人がいます。 推手の練習をしている時、放鬆、放鬆と注意されるのも、気持ち良さを味わう感覚を磨く為なのですが、一生懸命に努力したり、教えを守ろうと意識…

408)気を溜める

太極拳では気を溜めると言う言葉が有るが、気を溜めるにはどうすれば良いのだろう。 站樁功をするのが一番いいらしいが、辛さを我慢しながら站椿功をしても意味がない。 我慢するのは、筋肉に負荷がかかっているからで、気を溜める狙いとは逆方向になる。 辛…

303)筋膜リリース

先日スポーツクラブで筋膜リリースと言うコースを体験しました。 我々は全身の筋肉をうまく調整しながら動いているので、良い姿勢で動けば、筋肉に無駄な緊張を強いる事無く、パフォーマンスの良い動きが出来ます。 しかし、崩れた姿勢で動けば、一部の筋肉…

295)4段位技術教程

先日見つけた日本武術太極拳連盟の資料「4段位技術教程」に載っていた内容は、下記の様なものでした。 1.「3段検定重点点検項目(1~4)」の習熟度を高める。 2.「24式太極拳」の套路演練において下記の技法を体得する。 1)放鬆による身法の「開合」と手法…

287)昨日習った事

最近、太極拳の教室で習った事が、ちゃんと記憶に残っていない様な気がする。そこで昨日習った事を思い出し、列挙してみようと思う。 ①抱球した時の下の手だけ残し、上の手は、身体の側面に自由にしておきます。この時下の手の位置を変えたり、向きを変えた…

286)股関節

太極拳で言う胯≒日本語の股関節と解釈し、今回は股関節の考察をしたいと思います。 ある太極拳の教室では、立位から足を左右に開き太ももが水平になる迄曲げて、両手で膝を押す形で、準備運動をしているが、運動の目的を明確にしていない為、効果が十分出て…

278)套路の途中で站椿功

今日太極拳の教室で無極站椿功の紹介があった。 この站椿功は、一部の筋肉にだけ余分な緊張を強いていないか、そこが立つのに一番楽な位置か、そこで十分放鬆出来ているか、を追求しその感覚を磨くものであるとの事。 太極拳教室の時間は限られている為、教…

272)あるべき形になる

太極拳を習っている時、ある定式で動きを止められて、「手の形はxxx。手首は△△△。肘は○○〇。腕は・・・しなさい」と、あるべき形の説明を何度も受けたし、練習中に「あるべき形からずれている」と言う注意を何回も受けた事が有る。 そんなことが度重なる…

262)站椿功と放鬆

今年の太極拳シルバー大会は、6月13日に兵庫県鳴尾浜で行われる予定だったが、中止と決まった。 兵庫県の芦屋市/尼崎市/西宮市と大阪市が、新型コロナのまん延防止等重点措置の適用対象地域になった事も有り、昨年に引き続きの中止である。 この大会を励みに…

249)放鬆

太極拳では放鬆が大切と良く言われます。その放鬆とはどんな状態を指すのかと言うと、各関節の伸筋/屈筋が、張りもせず、縮みもせずに、各関節がニュートラルに保たれた状態にある事。と私は思っています。 しかし、動作中もずーっと放鬆し続けている事は難…

247)誤解していた?

講習会で聞いた言葉を私は誤解していたのだろうか?先日太極拳教室で、ご指導いただいた内容は、それほど衝撃的だった。 ご指導の内容を端的に言葉にすれば「降りない/蹴らない/伸ばさない」であった。 今までの私の理解だと、野馬分鬃は上歩したら緩んで、…

232)站椿功

太極拳では、気を養い、気を練り、全身に巡らせる為に、放鬆を、とことん追求しますが、太極拳の初心者が、放鬆を理解する為に、お薦めなのは、站椿功です。 站椿功は、立禅とも言われ、自分の足裏で重心位置を探しながら、じっと立っている練功法です。 唯…

214)柔緩均一と放鬆

太極拳の套路をする時に、最も注意している事は、柔緩均一、放鬆して、均等な速度で、緩やかに動く事である。 ①目線は飛ばさず、均一な速度で水平にゆっくり動かす。 ②身体はリラックスして、その場に留まる意識でいる。 ③足は踏まず、蹴らず、前に出し過ぎ…

212)重点課題

昇段試験に当たって、自分の太極拳で注意すべき事を整理して以下に記した。 ①放鬆の前提㋑虚領頂勁㋺含胸抜背㋩沈肩墜肘㊁鬆腰鬆胯㋭気沈丹田㋬尾閭正中㋣立身中正の後に、放鬆がやって来る。 ②放鬆による身法の開合と手法㋑放鬆開合は動作の準備段階・動作…

196)4段位教程重点項目

4段位教程の重点項目が送られていたので読み直した。 1次審査では3段検定重点項目の再確認があった。 2次審査では次の3点について確認される。 ①放鬆による身法の開合、手法との結合 身法の開合は準備段階/手法の動作段階/完成段階/ 次の準備段階で行う。歩…

187)繋がっている身体

太極拳では、身体の中が繋がっている事が重要である。繋がって居れば、相手の押した力は、自分の足裏に落ちると同時に、バネの様に相手に跳ね返っていく。 いつも身体を繋げておく事で、放鬆の中にも、掤勁が出て来るのだ。掤とは上下/左右/前後に広がる余裕…

179)健康太極拳/武術太極拳

健康太極拳は、自分の内側の感覚を磨き、身体のどこにも緊張がない放鬆した状態を維持する事で、健康増進を図ろうとする運動です。 筋肉を動かそうとすればする程、交感神経が優位になります。放鬆する事で、筋肉の緊張を解き強張りを無くせば、副交感神経が…

158)表層筋/深層筋と気のエネルギー

表層筋は意思で動かす事が出来る随意筋である。身体の関節を曲げたり伸ばしたりする時に活躍する。これを鍛えると筋肥大して筋肉隆々の身体になる。速筋の割合が多く、伸びたり縮んだりと素早い動きで活躍してくれるが疲れて動かなくなるのも早い。 深層筋も…

48)放鬆

太極拳で一番求めないといけない事は「放鬆=ファンソン」ですね。 一通り套路が出来る様になった頃、放鬆についての最初の注意は、摟膝拗歩の前に推す手と下に押さえる手でした。「肘が突っ張ってるので緩めましょう」「手首が堅いのでもっと力を抜きましょ…

23)含胸抜背って?(その2)

太極拳で有名な言葉の一つ、含胸抜背。 先輩から「背中の力を抜いて・・・」と。少し出来たかなぁと思っても「まだ腰の力が抜けてないよ・・・」と、よく言われた。 人間は立っている時、骨軸よりも重心軸が前に有るので、これを一致させようと、背面側の筋…