New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

247)誤解していた?

講習会で聞いた言葉を私は誤解していたのだろうか?先日太極拳教室で、ご指導いただいた内容は、それほど衝撃的だった。

ご指導の内容を端的に言葉にすれば「降りない/蹴らない/伸ばさない」であった。

今までの私の理解だと、野馬分鬃は上歩したら緩んで、後足を蹴り伸ばして弓歩になり、再度緩んで、前足に降りてから、后坐に動くと言った表現になる。

それで薄氷を踏む思いで動いた事になりますか?蹴り伸ばしたり、降りたりではなく、もっと足裏を軽くする事を考えないと駄目ですよ。

緩むという事は「透明人間になる」とか「気配を消す」とか「質量を0にする」とかの感覚を目指す事なのに、そのすぐ後で、蹴り伸ばしたり、降りたりしては、緩んだことが台無しになります。

緩んでそれを維持しながら動いて行く。その為には「降りない/蹴らない/伸ばさない」である。

両手両足を下っ腹に繋げるんです。下っ腹に集まって来る感じがあれば足裏が軽く出来ます。前に出るにも後ろに下がるにも、下っ腹が動くから、足が伸びたり、胯が収まったりするんです。とのご指摘であった。