New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

2020-01-01から1年間の記事一覧

242)自分と太極拳

自分が太極拳をやり始めてから、何年になるのだろう? 始めた頃は健康法の一種と考えていて、ストリートダンス程に軽やかな動きではないけれど、太極拳の振り(套路)を覚え、その様に動けば、きっと健康になるのだろうと思って居た。 しかし、それから5~6…

241)搬攔捶の定式

先日教室で注意された事の1つは、 目線の使い方についてであり、もう1つは搬攔捶についてである。前回は目線の使い方について記したので、今回は搬攔捶について記しておきたい。 搬攔捶の定式 ①右手の肘が横を向いていては打つ力が伝わらない。沈肩墜肘。腰…

240)目線の使い方

今日教室で注意された事の1つは、 目線の使い方についてであり、もう1つは搬攔捶についてである。今回は目線の使い方について、次回は搬攔捶について記しておきたい。 目線の使い方 ①目線は飛ばさない。例えば、左蹬脚から下勢独立に移行する時、左手から右…

239)寝床で太極拳イメトレ

夜、寝床に入ってから、太極拳のイメージトレーニングをする事が有ります。 布団の中なので、手足はほとんど動かせませんが、その分呼吸、腹圧、腰椎の動き、丹田、命門に意識が行きます。 腹圧をかける事で命門を寝床に押し付け、頭は上に、足は下に、両手…

238)蹬脚を上手にする

蹬脚を上手にする為には、どうすれば良いのだろうか?県大会では、緊張していつも失敗するのだが。。。 これまで先生から言われた事を整理してみた。 ①足を挙げようとする気持ちが強すぎる。②先走りし過ぎている。③準備が整わない内に足を挙げている。④足を…

237)初めチョロチョロ/中ぱっぱ

今日先生から「下勢独立や穿梭の動作を行う時、動き始めを急いではいけません」と注意を受けた。 その事を備忘録として下記しておく。 動き始める前に「緩めて・繫いで」が出来ていても、急に動き出しては、その繋がりが消えてしまいます。繋がりを消さない…

236)目線を移すタイミング

今日先生から言われた言葉「目線を移すタイミングに気をつける事」が、とても印象に残ったので下記します。 相手の動きに対応する為に身体を動かす時は、まず目線が動いているはずです。相手の動きを確認し、その動きに対応する為に、身体が動くと言うのが自…

235)開合

今日、教室で先生に注意された事を下記する。 太極拳の攬雀尾で、捋して後ろに放った手が戻って来て、擠に入る準備をする時、もう一方の手が、先に胸前に来てそこで待っている、そんなにタイミングがズレては、開合は生まれません。手の動きが安易すぎます。…

234)感じられる人

先日スポーツクラブでヨガのスタジオに入った時、インストラクターが「感じられる人は〇〇してください」と言うのを2回ほど聞いた。 ①両手を組んで上に挙げ、身体を右に曲げる動作をしている時、「感じられる人は右の脇腹も伸ばしてください」との事。身体を…

233)太極拳の奥深さ

太極拳と一口に行っても、幅があり深さがあります。24式太極拳/総合太極拳/楊式太極拳/呉式太極拳と言うのは幅の話ですが、深さの話は、中々出来ていない様に思いますので、ここに深さ、すなわち「熟練の度合い」について、考えてみました。 ①一人で套路が出…

232)站椿功

太極拳では、気を養い、気を練り、全身に巡らせる為に、放鬆を、とことん追求しますが、太極拳の初心者が、放鬆を理解する為に、お薦めなのは、站椿功です。 站椿功は、立禅とも言われ、自分の足裏で重心位置を探しながら、じっと立っている練功法です。 唯…

231)太極拳の呼吸法

私が太極拳を習い始めた頃、先生に「どの動作で吸って、どの動作で吐くのですか?」と聞いた事が有ります。先生は「呼吸は自然に行うのが良い。呼吸を動作に合わせようと意識しては駄目です」と仰っていました。 太極拳に熟練して来ると、動作と呼吸が自然と…

230)あれから15日

昇段試験の合格通知を貰ってから、何人もの人に「結果はどうでしたか?」と聞かれる。「合格しました」と答えると「おめでとうございます!」と、やり取りが続くのだが、彼らも、受験した全員が合格だった事を知っている。 合格通知を貰った時も、素直に喜べ…

229)合格通知

先日受験した昇段試験の、合格通知が来た。しかし、合否判定審査が甘すぎ、猫も杓子も合格では、正当に評価して貰えたとは思えず、素直に喜べない自分がいる。 サラリーマン人生の最初の頃、これと同じ感覚になった事が有った様に思う。 学生の私が就職先を…

228)ぐらつきを無くす為に

ぐらつきを無くす為には、どうしたら良いだろうか?これまでに、先生から言われた事を整理してみた。 ぐらつき防止の為には㋑両足の横幅㋺両足の前後幅㋩踏実㊁緩み㋭全身の協調に注意が必要である。 ㋑両足の横幅が少ないと平均台上で套路をする様なもので…

227 )緩んで繋いで

三点セット「緩んで繋いで広げる」のお話を、ブログで読んだ事があり、心に残ったので以下に書いて置きます。 摟膝拗歩の時、摟掌の手は緩んでますか?摟膝拗歩の時、推掌の手は身体と繋がってますか? 上歩と同時に、摟掌の手を胸前からお腹前へ下げますが…

226)内側の感覚に集中

私たちは太極拳で站椿功をしますが、これは立禅とも言われて居て、無の境地若しくは、無の境地に入る一歩前の状況に身を置くものです。 自分の重心が足裏を彷徨っている感覚だけが残り、身体の部分的な強張りも、身体そのものも感じなくなり、外界の雑音から…

225)少し前の事に意識が

太極拳の昇段試験で、自分の力を100%出せて、思う存分/伸び伸びと動けたなら、合否の結果はともかく、それなりに、達成感を得る事が出来るはずです。 しかし大抵の場合、なにがしかの反省点と後悔の念が残ります。では、その反省点が後で思い出されるのは、…

224)試験が終わった

先日昇段試験が終わった。 その日の受験者は、50名程度。リスト順に4人ずつが、審査員の先生3名に向かって、右前からジグザグに1・2・3・4と指定された場所に立つ。 包拳礼をしてから、審査員の先生の合図で套路を開始、10分程度の緊張の時間を過ごした。 套…

223)試験の為の心の準備

ここに試験の為の心の準備について、思いを書きます。 試験の時には沢山の注意事項を一つずつ思い出して「ああしなくては、こうしなくては」と思い出しながら、套路をするのは止めようと思う。 これまでの練習で自分の身体が覚え込んだ事を、余計なブレーキ…

222)海底針の挿掌

先輩から、海底針から閃通臂に移行する時の、右手の動きについて、説明を聞いたので、下記して置く。 海底針の定式に至る時の左手は、摟掌(ロージャン)で、右手は斜め前方に刺していく挿掌(チャージャン)です。 海底針の定式から閃通臂に移行する時は「…

221)お化けの手

先日先生から「あなたの太極拳は、手が身体と繋がってない」と注意された。忘れない様に先生の言葉を下記する。 摟膝拗歩で定式から后坐に移る時に、座腕を解くタイミングには注意が必要です。身体が後方に動き始める前に座腕を解いたり、身体が後方に動くの…

220)指先と身体を繋ぐ

以前「指先が身体と繋がった太極拳をしましょう。とても気持ち良くなりますよ」と先生が、言われていた事を思い出した。 ①指先が身体と繋がっている人の太極拳は、指にも活き活きとした表情が出ます。五指を緩めて自然に伸ばす基本に加え、背中で繫ぐ意識も…

219)講習会に参加して

今回の受験対策講習会に参加して、注意を受けた事や記憶に残った事を書いて置く。 ①目線の使い方。見ている様で見ていない。鼻で見るとか、反対側の目で見るとか言われるけれども、自分の目線の持って行き方ではダメである。例えば野馬分鬃の最初、90度上歩…

218)心静体鬆

身体が放鬆していて、心が安静に保たれている太極拳は、それを見ている人も、やっている本人も、気持ちが良いものです。 何時までも「足の位置/手の位置/身体の向き、これで良いんでしょうか?」と人に聞くのは止めましょう。 その位置で「自分が気持ち良い…

217)何回注意しても。。。

先日教室で先生から注意を受けた事。 ①起勢から90度上歩する時に抱球する両手が身体と繋がっていませんよ。 ②摟膝拗歩の時、下の手が身体と繋がって居ませんね。 ③合の時は、手も足も身体も全体が、丹田に向かって、一つに纏まるのですよ。 ④意識をしっかり…

216)今日の練習

今朝は台風10号が日本海に抜けたにもかかわらず、未だ風が強く吹いている。午後から太極拳の教室が有る日だが、このまま風が強いようなら休む方が良いと思って居る。 しかし「昇段試験重点項目の出来具合を、今日先生に見てもらおう」との話が来て、このチャ…

215)猫背対策

猫背姿勢で太極拳をしている人を見かける事が有る。5年後の自分がそうならない様に、毎日できる簡単な猫背対策を纏めてみた。 ①肩甲骨周りをほぐして肩の柔軟性を維持する。 肩甲骨周りは、加齢とともに固まり易いので、これをほぐして、肩の柔軟性を維持す…

214)柔緩均一と放鬆

太極拳の套路をする時に、最も注意している事は、柔緩均一、放鬆して、均等な速度で、緩やかに動く事である。 ①目線は飛ばさず、均一な速度で水平にゆっくり動かす。 ②身体はリラックスして、その場に留まる意識でいる。 ③足は踏まず、蹴らず、前に出し過ぎ…

213)合から開へ

昇段試験の重点課題に「放鬆による身法の開合と手法」と言うのが有る。 昨日、教室で開合の説明が有り、要約すると合から開に行くのは相対的なもの。ラッパの音の大きさで言えば、小さい音から大きい音に徐々に変化する様なもの。ここからが大きな音と区切る…