昇段試験の合格通知を貰ってから、何人もの人に「結果はどうでしたか？」と聞かれる。「合格しました」と答えると「おめでとうございます！」と、やり取りが続くのだが、彼らも、受験した全員が合格だった事を知っている。
合格通知を貰った時も、素直に喜べなかったが、あれからの15日間、こんなやり取りを何回もしているうちに、全員を合格にした連盟の措置に、腹立たしさを覚える様になってきた。
重点項目/点検項目/合否判定基準は、どこへ行ってしまったのだろうか？
公認審判員が審判し、合否判定基準に基づいて、我々の昇段を審査するのではなかったのか？
これまで努力してきた結果が、正当に評価さないまま、全員合格と言うのでは、裏切られた気分であり、もう周りから聞かれるのも、昇段した事を考えるのも嫌であり、その話題を避けて通りたくなる程、気が重い出来事である。
