あと一週間後に4段の昇段試験が有るらしく、教室が終わった後、何人かが居残りして、練習をしていた。
たまたま、そこに居合わせたので、ゆっくり動いている24式太極拳を久しぶりに見る事が出来た。
ゆっくり、均一に動いているのを見ているだけで、動いている人と呼吸が一体化して気持ち良くなり、良い経験をさせてもらった。
4段の昇段試験の合否がどんな所で決まるのかは、知らないのだが、何人かが、ほぼシンクロして、同時に動いているのを見ていると、細かい欠点も浮き彫りになって来る様に思う。
例えば、全体としての速度は他の人と同じであって、収脚の時の速度だけが他の人と異なり、早くなっている様な事が有るとすれば、それは、重心位置に正確に乗れてないとか、手が先行して動き過ぎたとか、で起こる事なのだろう。
体幹の安定と一動全動が、結果として、ゆっくり、均一に動く事を可能にし、その呼吸の息吹が、見ている私に気持ち良さを感じさせてくれたのだろう。