New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

86)站椿功

站椿功の姿勢について整理しておこうと思う。

①顎は少し引いて、百会の少し後ろを吊られる形で虚領頂勁する。耳と肩は離しておくが、ラインは上下に一致している。首の後ろがスーッと伸びた感じになる。

②肩/肘/手首は脱力する。脱力に意識をしすぎるとかえって緊張するので意識は下半身にもって行き、肩/肘/手首は放置する。

③胸は、鳩胸でもなく、後ろに張り出した猫背でもなく、虚領頂勁したままで、下に落とす感じ。

④腰は反らさないように、骨盤の位置を決めてから、命門を張りだして、仙骨を巻き込み、おなかにボールを抱えた姿勢にする。これにより背骨は真っ直ぐに伸びた形になる。

⑤鼠蹊部はたたんで膝を緩める事により、バネのある形を保つ。この時お尻は出さない。

⑥膝を曲げた時、提膝を維持する。大腿四頭筋に緊張が無くなるはず。緊張している様なら、胯が織り込まれていない証拠である。

⑦足首を緩めることで身体の揺らぎが有っても良い。やがて中心軸に収斂するのを待てば良い。

⑧目線は出来るだけ遠方に持って行き、眼球の奥の方/首の付け根の辺りで見る事で雑念を払い、心が静まった後は、目を閉じるか、半開きにして、眼球を動かさない事。