New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

2023-01-01から1年間の記事一覧

447)フェス練習の動画

先日、太極拳フェスティバルに備えて、皆で練習している動画を見る機会があった。 そこで気付いた事を書いておこう。 動画では、上手な人と発展途上の人が一緒に演武しているので、ある動作の開始と終了のタイミングは同じなのに、その動作の途中ではズレて…

446)推手の練習で分からない事

推手を練習しても分からないことだらけで、少しも進歩している気がしない。 推手の練習(四正手)で相手の掤を受け、どう対処すべきなのか、疑問点を纏めてみた。 ①相手の掤勁を感じたらすぐ、後ろに飛び退いているが、これで良いのだろうか? ②飛び退くエネル…

445)弓歩時の足裏感覚

攬雀尾で「掤・捋・擠・按」をした時の、後ろ足について注意があった。 自分の姿勢は鏡がないと確認できないと思っていませんか。 いつでもどこでも、鏡がなくても、足裏だけは感覚できます。 もっと足裏の感覚を研ぎ澄ましましょう。 足裏が「べた~っ」と…

444)踏みつけない太極拳

最近先生から「踏みつけて動く太極拳、重々しい太極拳から脱皮しなさい。踏みつけない太極拳、薄氷の上でも出来る様な軽い太極拳を目指しなさい」とよく言われる。 身体を上に引き上げた太極拳、身体のバネを使った太極拳、を目指せと言う事だろう。 人は立…

443)接触圧の変化なしで飛ばす

先日推手の講習会に参加した。推手套路は、両者による、正しい攻めと正しい受けの攻防が前提となっているが、その攻防が正しくない時は、どうなるか、どの様に反撃を受けるか の講習だと思ったが、少し違っていて、正しい攻防を知る為の講習だった。 相手か…

442)攬雀尾の見直し

最近行った講習会で、攬雀尾の見直しがあった。 ①弓歩の形は出来ているか②相手の勁を受け入れているか③動く前に相手の足元を浮かせているかの3点であった。 ①攬雀尾の弓歩の形は出来ているか㋑身体の向きが相手に正対せず斜めに向き過ぎては駄目。㋺両足の横…

441)2段検定のポイント

身近に、2段検定を受ける人が何人もいるので、ついつい2段検定の話題が多くなる。先日は、チェックリストをまとめたが、その中で特に重要なポイントは何なのだろうか考えてみた。 健康で長く太極拳をやって行く為には膝が大切ですから、2段検定で最も重要…

440)2段検定の機会に勉強を

2段検定の合否基準を見る機会があった。今年検定を受ける人は、この合否基準の中に出て来るチェック項目の用語について、良く理解出来ているだろうか?まずはこれら用語の勉強をする必要はないだろうか? 昔は初段になる時、24式套路名称を漢字で書く試験が…

439)2段検定のチェックシート

2段検定の合否基準を見る機会があったので、その合否基準を基にして、自分なりにチェックシートを作成した。 2段までは、外側の事(腕の形/腕の位置/腕の運び方/足の位置/足の運び方/姿勢/身体の向き/目線の動かし方/上下の協調と言った事)を正しく身体に覚…

438)内三合

太極拳に「内三合」(心と意の合・意と気の合・気と力の合)と言う言葉や「外三合」「内外相合」と言う言葉が有る。「内三合」について考えてみた。 私の今の理解では、心/頭/脳に浮かんだ選択肢の中から意思決定した命令が意であり、その命令を受けて全身を…

437)気の力

歳をとると身体が重く、動きにくくなって来ますが、これは単に筋力が弱くなったと言う理由だけではなく「動くぞ」と言う意(脳の命令)を受けて、身体全体を連動/協調させる気の力も弱くなっているのだろうと思います。 だから「よっこいしょ」と掛け声をか…

436)放鬆&連貫円活

私たちがジムでトレーニングする時、アウターマッスルに主眼を置いてトレーニングする事が多いですが、これは筋力維持とか、筋肥大→基礎代謝アップ→肥満防止とか、の面で効果が有るトレーニングです。 しかし、この様なトレーニングだと、アウターマッスルの…

435)四正推手の応用練習

先日の推手講習会で習った事を、434)に引き続き、書いておく。 【注意事項】 ・練習は対応を講じず素直に技にかかる事で、お互いに勁の流れを理解していく。 ・塔手時、肘は絞り手の平は左横方向。掤は真直ぐ押し出すが、手は使わず腰で進む。 ・相手の勁を…

434)奥深く一生楽しめる太極拳

先日の推手講習会で、習った事を書いておこうと思う。 緩んで相手を引き込む所迄は、皆さん上手に出来ているが、その後ほとんどの人が、反動打ちをしている。それでは打つ時に、相手とぶつかる事になる。反動打ちも一つの技ではあるが、ソフトに勁を返す事を…

433)きょりょうちょうけい

太極十要の一つで、”虚領頂頸”/”虚領頂勁”/”虚霊頂頸”/”虚霊頂勁”と、色々に書かれる四文字熟語。どの漢字が正しいのだろうか。。。。 読みも、”キョリョウチョウケイ”/”キョレイチョウケイ”と2つ有るし。.。。。。 漢字の意味を知れば、どれが正しいか分か…

432)緩んで相手を浮かす

先日の推手の練習は、四正手をまわす途中で、相手の足を浮かせて、技を掛ける練習であった。技を掛ける事で、相手は、放鬆の不十分さ、中定を無くした事に気付くのだ。 相手の勁を受け入れて、相手の足を浮かせ、技を掛ける為には、自分の姿勢が正しくなくて…

431)上半身と下半身の連動

若い女性がハイヒールを履いて歩いている姿を見て、膝と腰をもっと伸ばして、綺麗な姿勢で歩いて欲しいと思った事が何度も有る。 膝と腰をスッと伸ばし全身を使って歩けば、地面からの反発力が、膝や腰の負担にならず上半身に伝わって、身体を引き上げる力と…

430)推手講習会で気付いた事

最近行った推手講習会での気付き事項・キーワードで、ずーっと頭から離れない言葉が有る。各項目は脈絡が有りそうで無さそうだが、順不同に箇条書きして残しておく。 ①随意筋に頼らない。②身体はバネ。③バネには賞味期限がある。④勁は正しく受け入れれば自動…

429)総合太極拳名称

今年の武術太極拳フェスティバルでは、総合太極拳の中から一部の套路を省略して、自選太極拳として演武すると言うので、総合太極拳の套路名称を整理してみた。 01 起勢/チーシー 02 右攬雀尾/ヨウランチェイウエイ 捋の最後は左腰の辺りで終わる03 左単鞭/ヅ…

428)フェスティバルの練習

10月下旬に行われるフェスティバルに向けて練習が始まった。 参加する人/しない人、夫々に思いが有る様だが、初級者には参加する事を勧めたい。 自分はフェスに参加した事で、自分の太極拳の質が一段階アップした様な気がする。 上手な人に合わせたスピード…

427)推手講習会

先日の推手講習会で習った事。マスター出来てない事も、備忘録として記しておく。 ①四正手の最初の掤を甲から受け、乙がその勁を足裏に落とし甲に返す練習をした。・虚領頂勁し、肩甲骨/背骨/腰を緩め、丹田を感じる合の感覚で緩んで受ける。・勁をちゃんと…

426)相手と接する前に緩む

以前、推手の講習会に行った時「これだ」と思った事が有って、その理解が正しいかどうかを、今後確認する為に、備忘録として残しておこうと思う。 それは、起勢の最初に左肩を押されながら、左足を開いて開立歩になる時の要領だ。 練習の最初の頃は、左肩を…

425)エネルギー溢れる身体

私たちの心の状態は、身体の張りや姿勢に現れるし、逆に、置かれた環境や姿勢は、心の状態に影響を及ぼす。と聞いた事が有る。その時、なぜか、ふと、井上陽水の歌を思い出した。楽しいことなら、何でもやりたい。笑える場所なら、何処へでもゆく。 悲しい人…

424)推手の注意点纏め

これ迄、推手の練習をしている時や、講習会に行った時に、先生から教えていただいた注意点を纏めてみた。表現は違うが同じ注意だと思われるものも有り、何回も同じ注意を受けているなぁと痛感した。 【自分の在り方】 自我は捨てる。気配を消す。接触部の重…

423)推手講習会

コロナの時期だからとか、相手が居ないからとかの言い訳をして、推手講習会にはあまり参加して来なかったが、先日、久しぶりに参加した。 自分が理解できた事/疑問に感じた事/課題だと感じた事を纏めておこうと思う。 推手では、自分勝手に動いて、手を引っ…

422)審判研修会2/2

審判研修会での印象 ①A組審判員は、ミスを見逃さない様に審判しようとすれば、目が回る程忙しいはず。套路名称毎に何項目もの減点項目をチェックするのが役目だが、チェックのタイミングが、ほんの一瞬の場合も有るし、死角になる場合もある。選手2人が同じ…

421)審判研修会1/2

審判員の技能向上と新審判ルール確認の為に、審判研修会が実施されたので参加した。 今回の審判研修会は、審判資格取得者だけでなく、指導者、コーチ、選手も参加可能との事で、審判経験が長いベテランから、審判員ではないが選手としての経験が長い人迄、多…

420)ずり這いで身体の連動を訓練

太極拳では、身体全体の連動が大切なので、その訓練方法について調べて見た。 身体全体の連動を訓練するのに、赤ちゃんの様にずり這いすると言う方法が有るらしい。匍匐前進よりも上体を起こして行う為、より脊椎や仙腸関節に効く訓練だ。 うつ伏せ状態から…

419)太極拳で要求される柔らかさ

太極拳で要求される身体の柔らかさを考える時、いつも思い出すのが、一昔前の大横綱、大鵬の相撲であり、身体つきだ。 私が中学校に通う頃には、テレビが一般家庭にも普及して、相撲では大鵬と柏戸が東西の横綱を張る「柏鵬全盛時代」であった。大鵬は「柔」…

418)柔らかい身体とは

先日「柔らかい身体とは」と言うWEBの記事が有り、印象に残ったので、ここに記しておこうと思う。 普通、我々の感覚で、身体が柔らかいと言うのは、体操選手の様に180度開脚ができるとか、脚が高く上がるとか、後ろに身体を反らせる事が出来るとか、を言…