New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

434)奥深く一生楽しめる太極拳

先日の推手講習会で、習った事を書いておこうと思う。

緩んで相手を引き込む所迄は、皆さん上手に出来ているが、その後ほとんどの人が、反動打ちをしている。それでは打つ時に、相手とぶつかる事になる。反動打ちも一つの技ではあるが、ソフトに勁を返す事を心がけて欲しい。どこまでも相手とぶつからないのが太極拳であると理解して欲しい。との事。

攬雀尾の掤/捋/擠/按の動きの中で、勁を受けたり返したりの、応用動作を練習した。擠が終わった後、伸ばし広げた手は、相手を浮き上がらせながら引き込み、ほんの少しだけ下按してから前按に行く。前按の時も相手とぶつからない様に練習する。この感覚は相手からの掤勁を掤で返す時も、相手の掤勁を擠で化勁する時も、同じである。勝手に浮き上がり勝手に落ちてしまう不安定な状態になった相手は、バランスの崩れから立ち直る為に、こちらに頼って来る。それを利用して動く方向を変えた結果が、掤になり擠になる。との事。

大先生の技をデモンストレーションで見せて頂いたが、何か別世界をかいま見た感じがする技も沢山あった。それは太極拳の奥義、若い時から鍛錬してきた人の中でも、ほんの一握りの人だけが、その域に達する事が出来ると言う奥義なのだろう。

ある程度年齢がいってから太極拳を始めた愛好者が目指してきたのは、㋑自分の身体に敏感になる事。㋺体内エネルギー(勁力)を育てる事。㋩勁力の経路を知って、套路の時は、足裏を経由して大地との勁のやり取り(バランス維持)を気持ちよく行ない、推手の時は、接触点を経由して相手と勁のやり取りを気持ちよく行う事であった。

目指してきた方向性(㋑㋺㋩)は、大先生の奥義に至る方向性とずれては居ないが、太極拳の奥深さ/ 奥義の素晴らしさを知った事で、これからの道のりが遠くて、一生楽しみながら続けられるものだと肌で感じ、感動したのだった。