先日の推手講習会で習った事を、434)に引き続き、書いておく。
【注意事項】
・練習は対応を講じず素直に技にかかる事で、お互いに勁の流れを理解していく。
・塔手時、肘は絞り手の平は左横方向。掤は真直ぐ押し出すが、手は使わず腰で進む。
・相手の勁を貰う時も、勝手に手を引かない。
・勁を貰ったら、緩んで足に落とし、反力を弾力に変え、腰経由で手に伝える。
・緩んで足からの弾力で、掤/捋をするか、爪先で飛ぶ様に退くかは、練習の約束事。
・飛ぶ時は、踵で着地しない。踵は浮かし、爪先で飛び、爪先で着地する。
・勁を返す時も身体が先。前胯が緩む事で腰が動く。蹴らない。手がぶつからない。
・2つ緩んで、1つ虚領頂勁して、その後腰でGO。手は最後にフォロースルー。
・捋の時、相手の肘は掴まず、自分の肘は広げず落とし、目線は相手を誘導する先へ。
【練習内容】
・甲の掤に対しての練習は3種類、乙が(受けて飛ぶ。捋に流す。採~挒で崩す)
・甲の擠に対しての練習は3種類、乙が(受けて飛ぶ。下按~前按で返す。捋に流す)
・甲の斜め擠に対しての練習2種類、乙が(受けて飛ぶ。採~挒で崩す)
8種類のパターンの一つづつについて、次はこれをやると決めて、ゆっくりとした動作で、約束通り技を掛け、約束通り技にかかる事で、精密な体の動き、勁の伝わる順番、姿勢のあるべき姿を練習した。