New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

422)審判研修会2/2

審判研修会での印象

①A組審判員は、ミスを見逃さない様に審判しようとすれば、目が回る程忙しいはず。套路名称毎に何項目もの減点項目をチェックするのが役目だが、チェックのタイミングが、ほんの一瞬の場合も有るし、死角になる場合もある。選手2人が同じ速さで演武している時、片方の選手にミスが出るのではと予見して注視すると偏った見方になる。選手2人の演武に均等に目を光らせないといけない。大変だなぁ。。。。と思う。

 

②B組審判員は、套路全般を見て、最終的に採点する訳で、忙しさはそれ程でもない。が、動作の質の審判項目に引きずられる事無く、手型/手法、上下協調、勁力の充実、力点の正確さ、手法/眼法/身法/歩法の調和、リズム、風格と言った観点で、套路全体の演技レベルを絶対評価して採点するのは難しい。どうしても相対評価になりがちだし、何人もの選手を審判している内に、基準にした選手の出来栄えイメージが、ぼやけてしまい、基準にぐらつきが出そうな気がする。。。。。

 

③この前の県大会決勝の話だが、動作の質の得点は、減点なしで5.0の人もいた。しかし、演技レベルの得点は、3レベル9級の中のど真ん中、全員が、普通レベル5級の枠内で、僅差だった。動作の質の得点は取りやすく、演技レベルの得点は取りにくいのか。
演技レベルの得点に差がつけにくいなら、蹬脚と下勢とバランスだけ注意して、後は無難に纏めれば、良い得点が取れてしまう。活力/魅力のない演武に、高い得点を与える様では、いけないと思うのだが。。。。。