New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

438)内三合

太極拳に「内三合」(心と意の合・意と気の合・気と力の合)と言う言葉や「外三合」「内外相合」と言う言葉が有る。「内三合」について考えてみた。

私の今の理解では、心/頭/脳に浮かんだ選択肢の中から意思決定した命令が意であり、その命令を受けて全身を無意識下で協調させるのが気であり、肉体の動きによって表出するものが力である。心/意/気と言う目に見えないものが、形ある肉体からの出力に大きな影響を及ぼすので、出力を最大化する為にはどうすれば良いか。その答えが「内三合」なのだと思う。

心と意の合:思いを純化して一途に、初志を貫いていく、迷いが無い状態を言う。
意と気の合:強い意志をもって、腹を据えた状態を言う。
気と力の合:腹の底から湧き上がるものが、全身を協調させている状態を言う。

太極拳の出力や効果を最大化する為には、心/意/気→力と言う内的要素の充実が必要で、心ここにあらず、動作に迷いがある、気が散っている、全身の協調一致がない、これでは駄目です。一途な思いを胸に一心不乱/全身全霊でやりなさい。と言う教えだと言うのが、現在の私の理解である。

更に奥深い意味が有る様な気もするのだが。。。。