今日、太極拳の教室で、県大会に向けた練習を行った。
32式剣で出場する人と、24式太極拳で出場する人に分かれて、練習した。
24式太極拳の練習で注意された点を下記して置く。
①結節点の所で止まっている印象を与えては駄目。3段-4段の昇段試験の時、結節点では、見た目は止まっている様な印象になっても良いから、身体の準備(緩んで繋いで)をしてから、動く(広がる)様、指導された。基礎を学ぶ時は、楷書で文字を書く様なものだから、それで良いが、県大会では、行書/草書で書く様な、なめらかな動きが必要。結節点に到達する少し前から次の準備を始めて、止まらない様に、流れが途切れない様に演武してほしい。特に攬雀尾。掤/捋/擠/按の一つ一つで止まるのでは、気が途切れてしまう。
②もっと目の演技力が欲しい。例えば、倒巻肱で言うと、分手する手が後ろに動き始めても、未だ目線は前に残しているけれど、分手の完成時には目線は後の手に追いついているとか、逆に、収臂の時には、目線が手を引っ張って、手が動きだしたら手に先行して前を見るとか、である。手を動かすタイミングと目線を動かすタイミングの微妙な時間差は、意が先に有って、その後身体が動いている証拠であり、それが目の演技力である。
③単鞭に行く時の動作が滑っている。㋑左攬雀尾定式の姿勢から ㋺后坐して右爪先を内側に入れて左旋回 ㋩両手を上下に入れ替えて ㊁右足に体重移動し右手は鉤手、左手は胸前右手手首横へ ㋭左手を雲掌しつつ単鞭定式へ。この㋑~㋭の動作時に目線や身体の向きはどうあるべきか。時間差がないと味気ないものになるけれど、時間差を間違えると滑ってしまう。②の例で言うなら、分手の完成時には手も身体も足もが、一つに纏まって居ないと駄目で、それが合である。単鞭で一番分かり易いのは㊁の時で、ここがシッカリと合でないと駄目なのに、目線と身体が先に流れ㋭の動作に入って居る。これでは駄目。動作が散漫。締まりがない。滑っている。といった印象になる。
以上の様な事を注意された。