今日教室で、自分の24式太極拳套路を見てもらった結果、いくつかの注意をされたので忘れずに記しておきたい。
①起勢で両手の起落動作をして後、抱球に行く時に左脇が詰まっている。両肩を緩め、手首の力も抜いて、背中側の力で両肘を固定し、肘から先を動かし放球する。背中と丹田が有れば厚みが出て来る筈。
②野馬分鬃の2回目→后坐→碾歩が終わり、収脚の前、右足に乗り込む途中の事。右手が抱球動作に早く入り過ぎている。完全に右足に乗り込んで後、左足の収脚と同時に両手が抱球の形になるべし。中心に向かって一斉に纏まって来る感じ。
③倒巻肱で前の手を落として来るのと、交差するように出て来る推掌の軌跡がおかしい。左手に吸い寄せられる様に、中凹状に、少し下がってから前に出て行っているが、これでは駄目。真っ直ぐに推し出すべし。
④攬雀尾の掤の動作の前の手の注意。横から見た時に、下から上がり終える頃、少しだけだが、自分の方に戻る様な動きになって居る。もう少し背中と両肘を意識して、両肘を広げる様な意識を持つと動作に奥行きと言うか、厚みが出て来る筈。野馬分鬃の両手は分手だが、これも途中までは一緒と考えて良い。決して前の手が戻って来ては駄目。
