New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

117)捋をする前の緩み

講習会メモ(2019.06.27)

①左攬雀尾から右攬雀尾へ転身時、右足親指が浮かない様、注意する事。

②攬雀尾では手の先行動作が致命傷になる。手は放っておけば、自然とついて来る。手首/指先は緩め放しで良い。

③野馬分鬃で抱球し、両手を分け広げる前とか、摟膝拗歩で上歩し、膝前をはらう前には、ちゃんと緩んでいると思うが、他の動作でも、動作を始める前には、緩んでいる必要がある。

今日練習したのは、攬雀尾で捋をする前の緩みである。2人ペアで相手の腕を取って捋するのだが、なかなか上手く出来ない。

相手と接している両手の圧力が、結構大きくて、抑えたり、握ったりしてるのでダメでした。

自分が十分に緩んでいれば、相手と接触する手は軽くなって、自分と相手がシンクロし、こちらが動きたいと思ったら、その方向に相手も一体になって、動いてくれるらしいです。

その時、前の膝が内に入らない様に維持しておくとか、引くのではなく落とす様にするとか、両胯をちょっと織り込んで相手を浮かすとか、肩に置いた手をちょっと前に押した後引くとか、肩に置いた手の肘をちょっと内側に入れてから引くとか、色々な方法を試してみたが、どれも緩んでいる事が前提になった話の様である。

ペアの相手は、時々「それそれ!」と言ってくれるのだが、自分の中では「これか!」という感じがないまま、講習会が終わってしまった。