先日の講習会で先生や先輩から注意を受けた事を整理したいと思う。自分なりの解釈なので間違ってるかも。。。。
①自分の野馬分鬃は前の手が間違い。肘を後ろから見える位置に置く事。自分の場合は肩から始まって次に肘を拡げる所までは良いのだが、その後で肘から先を肘を中心にした扇状に、上方に動かす動作が入るのはダメ。指先の方向が右上45度に向く程度。それより上に向いてはダメ。
②碾歩→収脚時、胯を入れる事にこだわり過ぎて、胯と肩が捻じれている。上半身が動き過ぎての捻じれに注意。白鶴亮翅で跟歩して両手を抱球する時も、それを右に引く時も、捻じれない様にする事。
③上歩の足の出し方は、膝を持ち上げようとせず、膝から下を伸ばすだけで良い。大腿四頭筋を縮めるのではなく、ハムストリングスを伸ばす意識でやるべし。蹬脚も同じ。
④転身後の攬雀尾は、前後幅は控えて横幅を広くする。そうしないと后坐の時、後ろにさがり切れない。攬雀尾の下按に入る前、后坐した時の腰は、もっともっと後方。相手を引き込む動作なので、懐の深さが技の優劣になる。攬雀尾で捋した後の腰の位置ももっと後方。
⑤下按に入る前、后坐する時、前の足の爪先は着けておく。下按の時に爪先が上がる。前按に入る前、緩む事で爪先が着地して、手も緩む。身体から動く事で両手が推す手になるのが良いが、身体と繫げずに手を上向けてはダメ。
⑥弓歩と后坐は胯のやり取りでやる。前胯を入れ後胯を伸ばすと提膝状態になる。そうすれば、膝が前に流れない。潰れない。身体もほぼ動かない。
⑦弓歩に入る時、頭や身体が前に傾く癖がある。「今から前に動くぞ」みたいな感じで、身体が突っ込んでいる。力みが出ないようにサラリと腰を移動させること。
⑧頭の後ろから背中にかけてをすずやかにして欲しい。盆の窪の上を手で押さえて歩いてみよ。盆の窪→背中→腰→会陰→丹田への繋がりを意識する(6の原則)。丹田と言っても実体の臓器がある訳ではない。骨盤/腰椎まわりの筋肉を総動員してその中心を感じたら、それが丹田。
⑨后坐時後ろ足に移動するが、左右足のセンターには支えがないので、きっちりした位置にさがらないと不安定になる。後足の爪先と膝と腰が一直線、後ろに壁があるがごとくで、腰だけをはみ出さない。腰が前を向き過ぎているとはみ出して来る。両胯の円襠、膝の内転で、座る位置を捉える事。
⑩自分では緩んでいると思っているが、自分が思うほど緩んでない。緩みに気付く前段階は三段階ある。反発、拒絶、上半身での受容である。完全に緩むと相手の勁が、足に届く。跳ね返す前にまず受け入れる感覚を磨く事。足に届いた感覚を覚える事。後は、受け入れ状態を保ったまま腰を前に動かすだけ。この時に緊張してしまうであろう。だから跳ね返す練習はもっと後で良い。
⑪完全に緩む=相手の勁が足に届く=命門を経由して腕と足が繋がっている=受け入れ状態を保っている。その次が大事。腰を前に動かす(広がる)前に1ステップある。それは意を働かす事=仙骨をひっかける事である。それによって相手が浮き上がるので後は腰を前に動かす。その行為はフォロースルーである。