New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

244)弓歩の注意事項

前回の教室で搬攔捶の弓歩を注意された。今後の練習時にこの注意事項を思い出す様に、下記して置く。

①両足の横幅は適切に
②後足の推進力で進み、前足はそれに従って動かすだけ
③前足の膝は爪先を超えて曲げない事
④前足の胯を織り込み、後足からの推進力を下に落とす
⑤後足の膝裏と胯はしっかりと伸ばす
⑥搬攔捶の定式で円襠を確保する(腰の向きに注意する)
⑦両足を踏みつける事無く、薄氷を踏むつもりで

たかが弓歩されど弓歩で、24式に何回も出てくる弓歩は、それぞれ微妙に違っている。野馬分鬃の弓歩は順歩、摟膝拗歩の弓歩は名前の通り拗歩だ。攬雀尾の按をする時の身体の向きに合った弓歩と、閃通臂の時の身体の向きに合った弓歩にも違いが有る。穿梭では推す手と反対の手を上に挙げるので、腰が捻じれて弓歩の円襠がなくなり易い。

「弓歩をなめてはいけないよ」と先輩からも、良く言われるのだが、いつまで経っても弓歩がマスター出来ない自分が情けない。漠然と練習するのではなく、上記の事を頭に浮かべながら練習しようと思う。