New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

203)研修会で相互点検

今回の中央研修会に参加した時、相互点検で頂いた注意事項を下記しておく。

起勢
①両手を上げる速度が早すぎると、空の手になってしまうので、身体と繋がった上げ方をする事。
②抱球時、右胯を織り込む。
③収脚時、寄せた足の爪先に緊張が有る。踵が何㎝も上がっていて、大腿四頭筋に力が入っている。

野馬分鬃
①弓歩になった時の前足胯をしっかり織り込む。
②定式から后坐する時に留手が出来ていない。先ず身体が動いてから、手が動くべき所、手が一緒に動いている。

白鶴亮翅
①跟歩時の横幅が、寄せる前の横幅と比べて狭まると后坐した時に後足に乗り難くなる。半歩寄せる足は横幅を確保する方が楽。

攬雀尾
①倒巻肱から抱球する時、手の動きが早すぎると勁が切れてしまうのでゆっくり行う。両手が繋がっていると、前の手は更に前に伸びてから抱球する形になる。

②掤の時に、下の手側の肩に緊張が有る。肘を下に向けると肩が下がるはず。指先を前に向けて、腰の横に置くのではなく、もっと前に出す。すると両手が背中で繋がって、腹も出来る。逆に腹を作れば両手が繋がって、肩も自然に力が抜けるし、手の位置も定まる。
③捋に入る時は、前胯をしっかりと織り込む。捋する前に虚領頂勁して、身体と手が繋がると、両手は少し前に伸びてから下に落ちる形になる。
④捋の時も、擠の時も、按の時も、両手はそのまま放っておき、まず身体が動き始めてから、手が動く。
⑤下按の時肩が上がるのは要注意。虚領頂勁で頭が上に動くと言うよりは、首筋が伸び、肩背中が下へさがり始めてから手が下がるのが下按。
⑥前按のスタートの所で手首を上向に動かすと、腕に力が入るので駄目。水に潜っていく感じで行う。最後は伸び伸びと舒展する。手は前へ、身体は後へ。