New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

342)4段位1次2次審査項目

先日、太極拳教室の仲間から、4段位への昇段審査会の話が出て、ちょっと気に成ったので調べてみた。重点点検項目を再度思い起こして、現在の自分に当てはめ、再確認して置く事も重要だと思った。

審査会は、1次と2次に分けて、24式太極拳の起勢から攬雀尾までの套路で行われる。

1次審査は、

基本的に3段技能検定の重点点検項目が、きっちり出来ているかどうかの審査である。

①歩法を中心とした審査(歩法と身法)
 ㋑足を浮かせて運ぶ時(収脚・上歩・退歩)は、軸足の弾力、膝つぶれ、横幅。
 ㋺足を降ろした後(上歩・跟歩・退歩)は、緩めて繋ぐ虚領頂勁含胸抜背
  鬆腰鬆胯
 ㋩両足で動く時(弓腿・坐歩)は、繫いだ両胯を広げる、前引き、後引き、空の腰。
 ㊁定式時(弓歩)は、前胯を収め、後胯広げる。(虚歩)は、前足提膝、後足収胯。

②手法を中心とした審査(手法・歩法・身法の結合)
 ㋑起・落・抱・分・摟・推・掤・捋・擠・按の10手法で、空の手、路線、協調

③結節点・定式での審査
 ㋑眼法・身法・手法の協調一致、落ち着き、伸びやかさ、舒展

 

2次審査は、

24式太極拳の起勢から攬雀尾までの套路で、放鬆・開合・協調・連動が、審査される。

放鬆による身法の開合と手法との結合を審査

②放鬆による外三節の協調と連動を審査
 ㋑上三節(肩・肘・手(手首・指))の協調
 ㋺下三節(胯・膝・足(足首・指))の協調
 ㋩上下の三節(肩‐胯・肘‐膝・手首‐足首)の連動(上下相随)

心静体鬆気沈丹田が、どの程度、身に付いているか  

以上の①②③項目を各套路の中で、審査される。

 

2次審査の為には、虚領頂勁、含胸抜背、鬆腰鬆胯、寛胸、鬆腹、上下相随、上虚下実、用意不用力、軽霊円活、気遍全身、踏実も、重要であった。

 

審査に合格した時には「今こそ、本当の意味での太極拳のスタートラインに立てた」と決意を新たにしたはずだったが。。。。合格して何年か経った今の自分に、果たしてどの程度、進歩が有っただろうか?