New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

165)4段2次試験の要求事項②

放鬆による外三合について

上三節(肩・肘・手)下三節(胯・膝・足)は、順次緩めて、協調した働きを、根節⇒中節⇒梢節の順に伝える。
肩/胯、肘/膝、手/足を連動させて緩め、動かす。すなわち
上下の 根節⇒中節⇒梢節 の協調作用、上下相随の働きで足裏からの勁を手に伝える。手首が固い時は肩肘も力が入っている。

肩と胯の上下相随は摟膝拗歩の時崩れやすい。推す手が前まで行き腰の位置を追い越してしまう。更に後胯がすぼまって円襠がなくなる。

肩と胯の上下相随は野馬分鬃に入る前の90度上歩から弓歩へ行く時も崩れやすい。右足を蹴り終わった位置と広げた右肩の位置がずれる。右足を蹴り始めるタイミングが遅い。弓歩の定式や倒巻肱の定式で足の横幅がない。

攬雀尾の捋は、手は放っておいて背・肩を使って動かす。後ろに手を放り出す時、身体が傾いている。後ろへ行き過ぎると、放り出す側の足の親指が浮き上がるので注意。