New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

137)講習会の備忘録⑧

先日の講習会で注意された事、納得した事を纏めておく。

套路の連続性について質問が有り、先生の答えは次の通り。外観上では止まっているように見えても、身体の中さえ動いていれば、それで良い。動く前には必ず緩んで繋いでが有る。動く前に緩んで繋いでを確認してから動くように意識しなさい。

②緩んで繋いでとは「胯と膝のロックを外す事」と言うのが、今日の私の理解である。講習会では、野馬分鬃の定式の弓歩から、后坐に入る前の所で、緩んで繋いでの練習をした。弓歩では後足の膝と胯はしっかりと伸びているので、胯と膝があたかもロックされた様な状態になっている。このままでは前足から後足へのスムーズな重心移動はできない。仙骨を巻き込むと言うか落とし込むと、ピンピンだった後足の胯が少しへこみ、膝も少し緩む。ロックを外した状態になる。この状態が出来れば、他の人が腰を後ろから推していても、抵抗なく後ろに下がれる事を確認し、それを練習した。これが緩んで繋いでと言う事だと思ったのだが、ロックした状態になる事が、そもそも問題かも知れない。緩んで=全身の放鬆であるから胯と膝だけに拘ってはいけないので、私の理解は未だ中途半端かな。。。。。

仙骨を巻き込む以外にも、注意事項が有った。
㋑緩んでは、全身が放鬆している事が大前提であり、繫いでは、胯と膝だけでなく足から指先まで繋げる事である。
㋺后坐する時、前足を踏まない様に、腰を動かす⇒前足の重量を後足に送り込む。
㋩お尻だけを動かすのではなく、軸を意識して、腰から上が全体として動く様にする。

④手揮琵琶の前足を付け替えた後は、必ず一呼吸、緩んで繋いでを確認する。両手が背中で繫がれば、自動的に手が前に、身体は後に、頭は上に、が出来て来る。

⑤自分には、野馬分鬃で上歩して、前足を置いた後、緩んだ時に、頭が前に出る悪い癖がある。「やる気の出過ぎである。もっと淡々とやるべきだ」と先生に言われる事が何度もある。