New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

136)講習会の備忘録⑦

先日太極拳の講習会に参加し、主に攬雀尾の練習をした。

その前に並歩で放鬆して立ち前後左右からそっと押してもらい安定して立てているかのチェックをした。何回もやっている事ではあるが、まだうまく立てていない。

放鬆・虚領頂勁・含胸抜背・尾閭正中・円襠と言う注意事項はいつも頭に浮かべて、その体勢を取っているはずなのに、未だ駄目である。難しいなぁ。。。。

攬雀尾の注意事項をまとめておく。

①スタート時の抱球に行く時の左手は直ぐに落ちない。

②両手で腕を取って下に落とす時は、身体は真っ直ぐに下がるが、この時腰が開いてはダメ。左胯をしっかり収める。両手は余り下げ過ぎない。

③下の手はお臍の辺りで止め、一旦緩んでから、右胯を使って身体を右に向けるから、両手が右に払い出された形になる。

④右に払い出された手が戻る前にも、一旦緩み、左胯を収める事で身体を左に向けるから、右手が戻ってくる。

⑤両手はしっかりクロスさせ、緩んだ後に、後足を蹴り伸ばし弓歩になった時は、クロスした両手と胸の空間は広がって縦長になっている。

⑥再度緩む事で、両肩が下がり、仙骨が巻き込まれた分、少しではあるが後足も緩む。”開”でクロスした両手を分け広げる。

⑦緩んで、留手、身体が後方に下がってから手が動きだし、前足の爪先は最後にあがってくる。指先は前に向けたまま、肘が下がって両手を引き込み、后坐が完成する。

⑧頭を残したまま、胸・両脇・広背筋が落ちてから、両手の平が下を向いたまま手を落とす。

⑨緩んで、爪先が着地、手首も緩めてから、肘と腹の間に置いたつっかい棒を伸ばす如く、肘を伸ばしていき、弓歩を完成させる。

⑩緩んで、留手、身体が後方に下がってから手が動きだし、前足の爪先は最後にあがってくる。後足にできた回転軸を中心にして転身する。右手が開き左右の手は背中で繋がっている事。左足に重心を戻し、正面やや左向きで抱球。

⑪左膝はその位置に置き、両胯を拡げて、顔と右足を進行方向に向ける。

⑫緩んで繋いでから“開”で右足を出すが、前後幅は小さく、横幅を広めにとる。着地したら直ぐ爪先を下して緩む。この時1mmたりとも前に動かない事。

⑬右攬雀尾の定式に向かって動く時、両手の完成と、左足の蹴り伸ばしの完成が、同期している事。自分の場合、左足踵を蹴り出し始めるのが少し遅いため、注意を要する。