New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

361)”気” について

最近、”開合”を意識しながら太極拳套路している時、自分の身体の中に、力の方向性を感じる時が有る。

ひょっとすると、これは ”気” のエネルギーの流れる方向なのかも知れない。

未だ ”気” を十分に認識出来て居ない自分に、その流れが分かるのか?と言う疑問も有ったが、「太極拳の練習は、”気” をためて循環させる意識でやるべし」と聞いた事も有り、「その入り口に立てたので有れば良いのになぁ~。」と思いながら、”気” について少し調べてみた。

【気について】

①気をためる練習は、站樁功をするのが一番良い。

②身体の中で気をためられる場所は、丹田のみで頭や手足に、気はためられない。

③身体の別の場所を意識していたり、考え事をしていては、気は散っていく。

④意識を丹田に集中しなければ、気が丹田にとどまらない。

⑤気には、意識の行った所に動くという性質が有る。

【なぜ站椿功か】

站椿功では、下記の①~⑥が磨かれる。

①外的環境の変化に惑わされず。

②重力に逆らわず。

③無駄な力を使わず。

④身体の一部に意識を散らさず。

⑤考え事をせず。

⑥快適に立つ。

結果、丹田へ意識を集中させる事が出来て、”気” をためるのに、大いに役立つらしい。

【開合との関係】

手足が協調一致して中心にまとまるのが”合”であり、その時に丹田に集まって、たまった”気” は、”開” で意識した掌へ広がり、相手に伝わっていく。

そこから次に、手足が協調一致し中心にまとまる ”合” が有って ”気” もたまっていく。

”気” をためて循環させる とはそんな感じの事ではないだろうか。

 

いずれにしても、套路は、快適に動く事が大切で、その大前提が、放鬆であり、協調一致であり、意識の所在なのだろうと思う。