最近、”開合”を意識しながら太極拳の套路している時、自分の身体の中に、力の方向性を感じる時が有る。
ひょっとすると、これは ”気” のエネルギーの流れる方向なのかも知れない。
未だ ”気” を十分に認識出来て居ない自分に、その流れが分かるのか?と言う疑問も有ったが、「太極拳の練習は、”気” をためて循環させる意識でやるべし」と聞いた事も有り、「その入り口に立てたので有れば良いのになぁ~。」と思いながら、”気” について少し調べてみた。
【気について】
①気をためる練習は、站樁功をするのが一番良い。
②身体の中で気をためられる場所は、丹田のみで頭や手足に、気はためられない。
③身体の別の場所を意識していたり、考え事をしていては、気は散っていく。
⑤気には、意識の行った所に動くという性質が有る。
【なぜ站椿功か】
站椿功では、下記の①~⑥が磨かれる。
①外的環境の変化に惑わされず。
②重力に逆らわず。
③無駄な力を使わず。
④身体の一部に意識を散らさず。
⑤考え事をせず。
⑥快適に立つ。
結果、丹田へ意識を集中させる事が出来て、”気” をためるのに、大いに役立つらしい。
【開合との関係】
手足が協調一致して中心にまとまるのが”合”であり、その時に丹田に集まって、たまった”気” は、”開” で意識した掌へ広がり、相手に伝わっていく。
そこから次に、手足が協調一致し中心にまとまる ”合” が有って ”気” もたまっていく。
”気” をためて循環させる とはそんな感じの事ではないだろうか。
いずれにしても、套路は、快適に動く事が大切で、その大前提が、放鬆であり、協調一致であり、意識の所在なのだろうと思う。