New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

218)心静体鬆

身体が放鬆していて、心が安静に保たれている太極拳は、それを見ている人も、やっている本人も、気持ちが良いものです。

何時までも「足の位置/手の位置/身体の向き、これで良いんでしょうか?」と人に聞くのは止めましょう。

その位置で「自分が気持ち良いか?」と、自問自答して、気持ち良いなら、その位置が正しい位置です。

習った位置に拘れば「空の手/空の足/空の腰」になり、それでは、いつまでたっても操り人形の太極拳です。

自然に動ける/放鬆状態で居続けられる太極拳を目指して行けば、気持ちの良い太極拳が実現するでしょう。

心静体鬆と言う言葉があり、その意味は読んで字のごとく、心を安静に保ち、身体を緩めて保つ事を言います。

体鬆=身体を緩めて保つ=放鬆  の方法と到達点の奥深さは、分かって来た気がしますが、相手の変化/環境の変化に惑う事無く、心の安静を保ち続ける自信は、少しも有りません。安静が保てるなら、昇段試験も楽なのですが。

心静=心のざわつきが無い事であり、心のざわつきを無くすには「まず動きのざわつきを無くす事から始めると良い」と、先日先生から教わりました。

動きのざわつきが無い太極拳=無駄な動きがない太極拳

無駄な動きが出ない様にする為の注意点を考えてみた。
①動きは「シンプル イズ ベスト」を目指す。
②目線は飛ばさず、ふらつかず、うつむかず、平視する。
③肩→肘→手の順で動かす。手首を意識で動かさない。
④収脚/転身の時、重心をしっかりと足裏に乗せる。
⑤結節点で緩む時、手は動かさずに置いておく。
⑥緩んで一旦停止。足裏からの勁を感じた後動き始める。
⑦動作を一つづつ分けて行う。

間違っていたり、抜けが有るかも知れないが、まずは上の①~⑦を心にとめて、練習をして行こうと思っています。