New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

228)ぐらつきを無くす為に

ぐらつきを無くす為には、どうしたら良いだろうか?
これまでに、先生から言われた事を整理してみた。

ぐらつき防止の為には㋑両足の横幅㋺両足の前後幅㋩踏実㊁緩み㋭全身の協調に注意が必要である。

㋑両足の横幅が少ないと平均台上で套路をする様なもので、安定性に欠ける事は明白。

㋺両足の前後幅が大きいと、前後進する時、腰の動きも大きくなり、不安定になり易い。

㋩踏実とは、単に足裏全体で踏み込んで、接地面積を増やすと言う事ではない。接地して後「地面とどの様に接地しているか。親指側も意識して、ベタッと吸い付いているか。」を確認して、過不足なく乗り込んで行く事である。

㊁緩みは太極拳で常に必要だが、片足に成る寸前には、尾骶骨を少し前に押し出す様にして緩む事で、前足の踵寄りに杭打ちした様な感じになり、しっかり乗る事が出来る。

㋭全身(意識、目線、足、膝、腰、肩、肘、手)の働きを協調させる。

同じ幅の道でも両側が崖だと、意識も目線も足元に集中し過ぎて、バランスが崩れる。目線を水平に遠くの一点に集中すれば、片足でも安定する。

身体の各部分の動きを「身体の向きはこう」「手の動きはこう」と別々に意識するとその部分が緊張して協調性も失われる。上下の働きを協調させるとは、緩めた身体がバランスを取ろうとする自由を、妨げない事である。

肩・肘・手を使って大きな風船を抱えるごとく、前後左右上下方向に張りを持たせて、背筋/首筋を伸ばせば、軸が出来て安定性が増す。

これまでに、聞いた事を纏まると、この様になると思う。