New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

285)初心者の練習ポイント

初心者が太極拳を練習する時は、どこに気をつけるべきでしょうか?

最初はどうしても先生の動きを目で追いながら、自分の手の動きを先生の手の動きに、合わせ様としてしまいます。

先生が例えば20人もの初心者①~⑳の前で起勢をすると、90度上歩後、野馬分鬃に入った途端に、左側前に居た初心者①にとって、先生は遥か右後方になってしまいます。

ここで先生が皆さんから見えやすい様に、左側前に居た初心者①の更に前の位置に、移動してくれたら良いのですが、そうしない先生も多いです。

初心者①は、首を120度程捻って後ろを見ながら、手の動きを真似る事になります。そこで、初心者①にアドバイスです。

「その場所は先生が見えにくくなるから損ですよ。右側前がベストの位置です。次回からそっちに陣取った方が良いですよ」と。

更にもう1つ「手の動きよりも足の動きが大切ですよ、進行方向から見て、両足が重ならない様に、両足の横幅を拳一つあけておく事が一番大切ですよ」と。

先生が初心者へ指導する時は、必ず皆さんが見えやすい位置に移動すべきです。そして、もっと足の位置に注意を促すべきです。

前足の出す位置、前足の爪先の方向、後足の爪先の方向、前足と後足の前後方向の幅、前足と後足の横方向の幅に、注意しながら練習する事、無意識にやっても正しい位置に来る様になる迄練習する事こそ、初心者の練習に一番大切だと思っています。