先日スポーツクラブでヨガのスタジオに入った時、インストラクターが「感じられる人は〇〇してください」と言うのを2回ほど聞いた。
①両手を組んで上に挙げ、身体を右に曲げる動作をしている時、「感じられる人は右の脇腹も伸ばしてください」との事。身体を左に曲げる事だと勘違いして動く人や、右に曲げているので伸ばせませんと言う人も居て面白かった。
②スクワットで、両足を拡げ膝を曲げて行く動作をしている時、「感じられる人は膝頭を上向きにしてください」との事。膝頭が上を向く???と疑問に思う人も多く居た。
身体の感覚とは面白いもので、感じられる人と感じられない人が居るのだが、インストラクターに手を添えてもらいながら、その感覚の経験を重ねて行く内に、やがてその感覚が出来て来て、「あぁこんな感じの事を言っているんだな」と感じられる様になって来る。
太極拳でも同じで、先生に「〇〇してください」と言われても、その指導内容が自分にとって高すぎる場合、その感覚が感じられないから、身体も反応できない。
でも、先生に直されながら、その感覚の経験を重ねて行く内に、やがてその感覚が出来て来て、「あぁこんな感じの事を言っているんだな」と感じられる様になって来る。
そこで初めて先生の指導内容が理解でき、それを自分の身に付けるまでが、練習と言う事である。