New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

222)海底針の挿掌

先輩から、海底針から閃通臂に移行する時の、右手の動きについて、説明を聞いたので、下記して置く。

海底針の定式に至る時の左手は、摟掌(ロージャン)で、右手は斜め前方に刺していく挿掌(チャージャン)です。

海底針の定式から閃通臂に移行する時は「まず、挿掌していた右手の手首が緩み、掌根で下方向に打つ感じで、指先が若干上向きに変化してから、身体を起こす事で右手が上がって来る」との事。

相手に右手を掴まれて、起き上がるのを妨害されているので、掌根を使って更に下方向へ打ってから、身体を起こす感じだと言うのです。

太極拳論の「俯之則彌深」の話も有りました。太極拳は相手の微動に、いち早く次の技を仕掛けて、対応していく武術なので、色々な動きの応酬が、想定できるという事なのでしょう。

彼不動己不動、彼微動己先動ですものね。。。。。