New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

406)含胸/塌腰/斂臀/鬆胯

太極拳では足が地面を捉え安定して動ける事が大切ですが、その為には含胸/塌腰/斂臀/鬆胯が不可欠だと思います。

塌腰(ターヤオ)=腰が下に垂れ下がったように引っ張られた状態。命門を開けた状態。
斂臀(リエントゥン)= 腰の椎骨節や皮膚、腱が真下に向けて伸ばされた状態。

胸が出て尻が出た状態だと胸式呼吸になり、身体の重心が胸の位置に上がって来て、足が浮いた様になり、安定感がなくなります。(上実下虚

含胸で気を鳩尾まで下げ、塌腰斂臀で腰の椎骨節を真下に向けて伸ばすと、お尻が少し前方に巻き込まれ、気が腹部に落ちて来ます。鬆胯が出来れば腹部の気は、更に下腹部にまで落ちて、足が地面を捉える力が強まり安定感が増します。(上虚下実

自分としては、上虚下実を意識して、上半身の力は抜けているか?足裏はべったり地についているか?と自問自答しながら動いて居るのですが、加齢と伴に、足が地面を捉える力が弱まっていて、重心が浮いた太極拳をしているなぁと、感じることもあります。

含胸/塌腰/斂臀/鬆胯を身体に覚えこませる事で、上虚下実で安定感のある太極拳を目指して練習に励みたいと思っています。