New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

405)一日推手

今日は県連主催の一日推手と言う講習会に参加し、午前中は、四正推手を回す練習を、午後からは、四正推手の中のいくつかの場面で、相手を飛ばす練習をした。

四正推手を回す時のポイント
①相手と接している部分の圧力が変わらない様にする。
②自分勝手に動くのではなく、相手の動きを感じてから、それに対応する形で動く。
③掤と擠は弓歩で、捋と按は虚歩で行うが、前後に動く時左右への重心移動はない。
④虚歩になっても、重心は前足と後足の間に置き、前足が地面を捉えている様にする。
⑤捋の動作は下がり終わって後に軸を作ってから、上半身を右に回して行う。
⑥身体が先に動いてから、手が動く。

午後の部では
A】最初に、ペア(甲と乙)は相手に接触することなく、塔手を組んでいる形を取り、飛ばしたり、飛ばされたりのイメージ練習をした。そのポイントは。
①飛ばされて後退する時爪先で動く。踵はつかない。爪先が浮いて踵だけだと危険。
②お互いに相手の目を見ながら動き、手をおろすタイミングも合わせる。
③ペア(甲と乙)は息を合わせて、同期して動く事。

B】ペア(甲と乙)は柔らかく相手に接触し、塔手を組んで、飛ばしたり、飛ばされたりの練習をした。
①乙の掤を受け入れて、甲は前方向に乙を飛ばす(Aの①を忘れずに)
②乙の掤を受け入れて、甲は斜め右後方に捋でかわし乙を送り出す
③甲の捋に対し、乙は甲の左肩方向に擠して、甲は左後方に飛ばされる
④乙の擠を受け入れて、甲は右斜め前方向に乙を飛ばす

塔手を組む前から、やる気満々過ぎると、肩や手が先に構えに入って空の手になる。太極拳の起勢と同じ。まず足に降りて、腹を作って丹田を意識し、丹田が手を持ち上げるイメージで塔手を構えるべし。受け入れて相手の足を浮かる。手は動かさず身体を緩めて身体から動く。捋の時左手で相手の肘を押したら駄目。等々の注意を受けたが、悩むよりも何回も打ち続け、身体で理解する方が早いらしい。

一日推手は初めての経験、相当に疲れた。身体が覚えている内に復習しないと。。。。