New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

404)内功・勁力・太極拳

太極拳は武術ではあるが、その動きに養生的要素もあって「健康太極拳」として普及してきた。ラジオ体操の様に毎朝やり続ければ健康に良い。だから「健康太極拳」と呼ばれるのだろうと、私は単純に理解していた。

しかし3段検定の重点項目「緩めて繋いで広げる」を修得しようとする頃から、身体の内側への要求が、徐々に増えて来るのを感じ始めた。

太極拳には、武術、内功、養生と言う3つの側面があって、内功を理解しないと、どんなに練習を積んでも体操の様な動きになって、太極拳の動きにはならない。内功によって生じた力(勁力)を用いるのが太極拳の特質なのだから。と、最近になって知った。

内功とはどの様なものか、分らなかったので、少し調べて見た。以下に記しておく。

太極拳は、自分の身体のバランスを保ち、相手の身体のバランスを崩す武術であるから「自分の身体の内側を総合的に稼働させながら、どの様にしたら自分のバランスを保てるか、どのようにしたら相手のバランスを崩せるか、どの様にしたら重心を操作する事が出来るか」を考えて、身に付けてきた能力技術、身体を動かす仕組みの事を、内功と言い、内功を精妙なものに仕上げていく為には、放鬆する事が必要である。との事。

いくら調べて文字を読んでも、十分には理解できないし、理解するには、先生のご指導を受けながら、練習し体得するしかないのだろう。

内功を理解出来ているかどうかは、身体を総合的に使って出てくる勁力が使えているか、身体の部分的な筋力を緊張させて出てくる拙力しか使えていないか、の違いになるのだろう。