先日、YOUTUBEで、繁華街の歩道脇にあたかも銅像の様に、じっと立って居るパフォーマーの動画を見た。
誰もが無関心に通り過ぎていく中、銅像が急に動き出して、通行人をびっくりさせる「スタチュー」と呼ばれる分野のストリートパフォーマンスだそうだ。
そのパフォーマーが、両手を広げているのに、その重さを少しも苦にせず、長時間静止して居られるのは、腕とが身体と繋がって居るからに違いない。
急に動き出す動作が自然な動作に見えるのは、単に腕だけの動作ではなく、身体全体が繋がって動いて居るからに違いない。
私は、このパフォーマンスを見て居る内に、今練習している「腕と身体を繋いで動く太極拳」「身体全体で動く太極拳」「ただただじっと立つ站椿功」が頭に浮かんだ。
ストリートパフォーマンスでも、太極拳や站椿功でも、人が無理なく自然に立ち、無理なく自然に身体を動かす為に必要な事は同じであって、太極拳だけに求められる特別な事ではないのだろう。
