New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

345)背骨を通すと言う本

昨日、たまたま行った本屋さんで、高岡英夫さんの「背骨が通ればパフォーマンスが上がる」という本を見つけ、背骨に興味が湧いたので買って来た。

以前に「キレッキレ股関節でパフォーマンスは上がる」と「肩甲骨が立てばパフォーマンスは上がる」の2冊を読んで居るので、面白そうだと思ったのだ。

太極拳では、背骨、股関節、肩甲骨に関する要求事項が、沢山あるので、これらの部位について、書かれた本にはどうしても目が行ってしまう。

人間のDNAには、進化の過程で深層化し、眠ってしまった能力が有って、それを目覚めさせる事で、パフォーマンスが上がるらしい。

例えば、猫やチーターは、凄い加速力と、動作転換の俊敏性を持っているが、これは、前足付け根の肩甲骨の動きが素晴らしいからで、人間も肩甲骨を背中からはがし、立てて使えるなら、腕を有効に使えてパフォーマンスが上がるであろうと言うのだ。

例えば、カツオは、背骨を左右に振るだけで、海水の抵抗をものともせずに、50~100
km/hrもの、猛烈なスピードを出して大海を泳ぎ続けるだけの、背骨筋パワーを持って居るが、人間の背骨筋にも有効に使われていないパワーが眠っているので、それを目覚めさせて、十分に使えれば、パフォーマンスが上がるであろうと言うのだ。

人間が進化する過程で、省エネ化し、捨ててきた能力(眠らせて居る能力)について、4足動物、更には、初期の脊椎動物である魚まで、さかのぼって考察し、その能力を目覚めさせる為の、エクササイズを提示してくれている。

今は、3冊目の「背骨・・」をとても興味深く読まして頂いている。前の2冊の「キレッキレ股関節・・・」「肩甲骨・・・・」も、もう一度読み直してみようと思う。