New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

360)腹圧の高まりを感じる

先日誰かのブログを読んでいたら、目から鱗の事が有ったので、自分の理解も含めて、備忘録として、以下に書いて置こうと思う。

 

ヨガで合掌した両手を上から降ろし胸前で構えた時や、太極拳で抱拳礼をした時、注意して居れば、腹圧の高まりに気づくだろう。

背中を意識してがっちりと、手を合わせるポーズは、腹圧がかかり易いからだ。

息を止めると気も胸で止まるが、静かに息を通せば、腹に気が落ちて、腹圧が高まってくると感じるはずである。

注意散漫では感じられない。内側に目を向ける必要がある。内側を感じる感性は太極拳の練習で磨き続けるべき、大きな要素の一つでもあるのだ。

合掌も抱拳礼も、自分の内側と向き合う真剣な心が有ってこそ本物になる。

内側と向き合う真剣な心は、体を一つに纏め、エネルギーを内側に引き戻して、腹圧を高める上で、とても大切な要素である。

両手をがっちりと合わせ、自分の身体に意識を集め、静かに息を通して行くと、腹に気が落ちて、腹圧が高まるのを感じる事が出来、これが、丹田に気が溜まるという事に繋がるのだ。

丹田が作れると両脇も締まり腕がしっかりする。腕が胴体と一体化するのだ。

太極拳の教え「緩めて、繋いで、広げる」の中で言う「繫いで」は「腕と胴体の一体化」だから、「丹田を作る」「腹圧の高まりを感じる」事は、とても重要だと思う。

内側を感じる感性を磨き、心を内側に向ける事で身体を纏め、腹圧の高まりを感じ、丹田を育てる。そんな気持ちで練習を続けて行きたいと思う。