New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

2019-01-01から1年間の記事一覧

96)バレエと太極拳

バレエと太極拳の姿勢に関する注意事項を比較してみた。 バレエは上に上にと姿勢を持ち上げて、羽が生えたように軽いイメージで踊るのが理想形なのだろう。 太極拳は、上下/左右/前後/四方/八方に、風船のように張りが有って、相手が動かそうとすると重いが…

95)腰(YAO)の回転

YAO

套路をする時のチェックポイントを聞いた中に「腰(YAO)の回転」と言うのがあったので、それについて考えてみた。 雲手の時にも「腰(YAO)の回転」は入っていると思う。 左足を横に出し体重を左足に移動していくと、左右の胯の入り方が変化し(左股関節が…

94)24式太極拳名称

24式太極拳の名称をすべて言えるかなぁと思って書いてみた。 1起勢、2左右野馬分鬃、3白鶴亮翅、4左右摟膝拗歩、5手揮琵琶、6左右倒巻肱、7左攬雀尾、8右攬雀尾、9単鞭、10雲手、11単鞭、12高探馬、13右蹬脚、14双峰貫耳、15転身左蹬脚、16左下勢独…

93)丹田と足裏の繋がり

太極拳のチェックポイントは、①中心軸の意識 ②丹田と足裏の繋がり ③YAOの回転 ④丹田から指先までの連動 の4点であると、聞いてもなかなか理解できないでいる。 丹田が明確に意識できないと、足裏との繋がりとか、指先までの連動とか言われてもねぇ。。。。。…

92)套路練習の4つのポイント

先日、套路練習に関する、4つのチェックポイントを聞いたので、備忘録として書いておく。 ①中心軸の意識が有る事②下半身が根を張っている事=丹田と足裏が繋がっている感覚③YAOの回転④丹田と肘/手首/指先までが連動している事 以上の4点をチェックしてみよう…

91)講習会での注意事項

今日講習会に行った時に、受けた注意事項をメモしておこうと思う。 ①左攬雀尾から右攬雀尾に移行する時とか、蹬脚に入る前とか、十字手に入る前とかに、両手を広げるが、目に見えない方の手の意識を、しっかり持つ事。手の平に目が付いていて、相手を見張っ…

90)太極拳のいろいろ

太極拳にも色々有って、それぞれの名前が分かりにくいですね。 太極拳に関係ありそうで、名前を聞いた事があるものを並べてみました。 外家拳=少林寺拳法内家拳=太極拳&形意拳&八卦拳健康太極拳武術太極拳=太極拳&長拳&南拳伝統拳=楊式&呉式&陳式…

89)年齢的な姿勢の変化

最近、誰かのブログで読んだのですが、年齢的な姿勢の変化を男女別に見ていくと、男性は年齢とともに、腰が前に突き出て、背中が後ろに反るのに対し、女性は腰が曲がって、前かがみになるらしいです。 若い頃からの生活様式や普段の姿勢が、相まっての事だと…

88)過去身

弓道の世界には「過去身」「現在身」「未来身」という言葉があり、弓を引く時の、足の位置決めから矢を放つまでを3つのステップに分けて、弓を引く準備をする段階を「過去身」、弓を体の前方に高く上げ、徐々に弓を引いていく段階を「現在身」、矢を放つ段…

87)膝を痛めない為に

太極拳で膝を痛めない為のエクササイズと言う記事を見た。捩じりによる膝痛以外で言えば、この記事も役立つので、ポイントを下記します。 ①膝を足先より前に出さない様に!との太極拳の注意事項は良く聞くが、その為には、鼠蹊部を柔らかく織り込む事が、重…

86)站椿功

站椿功の姿勢について整理しておこうと思う。 ①顎は少し引いて、百会の少し後ろを吊られる形で虚領頂勁する。耳と肩は離しておくが、ラインは上下に一致している。首の後ろがスーッと伸びた感じになる。 ②肩/肘/手首は脱力する。脱力に意識をしすぎるとかえ…

85)ゆっくりと均一に

あと一週間後に4段の昇段試験が有るらしく、教室が終わった後、何人かが居残りして、練習をしていた。 たまたま、そこに居合わせたので、ゆっくり動いている24式太極拳を久しぶりに見る事が出来た。 ゆっくり、均一に動いているのを見ているだけで、動いてい…

84)眼法って

我々が最初に太極拳を習う時は、まず形をならい、それから歩法、続いて手法を習いました。やがて身法を練習する事になり、そこに眼法の練習もついてきました。 練習をしているうちに、足だけ手だけを、それぞれ分けて練習しても、身体と繋らない空の腰/空の…

83)起勢

24式太極拳を始める時に最初にやる動作が「起勢」ですが、この動作でどの程度太極拳の経験があるか、実力はどの程度か、上級者にははっきりとわかるらしいです。 起勢だけを練習すればいいかと言うと、そうではなくて、それまでに太極拳で身につけた姿勢とか…

82)お花見ハイキング

きょうは昔からの太極拳仲間と桜を見に行きました。 一応お花見ハイキングと言う名目で開催されたので、距離にして10㎞ほど歩き、途中には急な登りの箇所も何回か有って、ウオーキングシューズとストックが大変役に立ちました。 夙川沿いから北山貯水池の方…

81)浮き身

武術の世界で言う「身のこなし」についての話が面白かったので、以下に書いておこうと思う。 武術の世界でも「xxしない」と言う事から教えられる様で、それが理解出来て初めて武術の入り口に立てると言う事らしい。 話に「ねじらない」「ひねらない」「うね…

80)閃通臂

24式太極拳の後半は前半に比べて練習量が少ない為か、下手である。先日太極拳仲間から、閃通臂について、注意を頂いた。 ①弓歩をした時、後足の踵を蹴りだし過ぎて、膝も内側に、腰も内側に、向き過ぎている。両足の円襠がないから、前からの圧力に耐えられ…

79)いちにぃ、いちドーン。

先日、太極拳の教室で、推手の練習をしました。と言うより、その為の基礎を練習したと言った方が正しいと思いますが。。。 自分は並歩で真っ直ぐ立ち、もう一人の人に横から二の腕をおしてもらう。自分は、それを吸い込んで、風船の弾力で跳ね返すと言う練習…

78)緩める、つなげる

今日、JRの駅に貨物列車が止まっていて、それがバックするのを見ていました。結合部分が「ガチャン、ガチャン」と凄い音を立ててから、バックして行き、又止まりました。 その時、ふと思ったのですが、これこそ、太極拳で言う「緩める、つなげる」って事では…

77)身知体悟の世界

私達は、二足歩行、自転車の操作、人の顔の識別を簡単にやっているけれど、そのやり方を簡単には説明する事はできません。 言葉で説明しにくいけれども、人間なら簡単にやっている事を、何とか言葉に置き換えて、ロジック化したい。そんな活動があちこちで少…

76)放鬆

久しぶりの御幣島講習会で、一番心に残った言葉「やるしかない」 皆さん頑張り過ぎ、肩に力が入っている。力を抜いて、もっともっと淡々と飄々と動けばいいのです。倒巻肱の前の手はストンと落とせばいい。力を入れて引いてはダメですとの言葉。 言葉では、…

75)聴勁

講習会で、倒巻肱を練習している中で「前の手は引くのではなく、落とすのですよ」とのお話が有り、ラッキーにも、先生に前の手を持っていただき、ちゃんと落としているかをチェックしていただく機会がありました。 自分ではおとしたつもりでも、当然ながら上…

74)御幣島で講習会

久しぶりに御幣島の講習会に参加しました。いつもフローリングの上で練習している私にとって、分厚い絨毯の上での練習はめったに出来ない貴重な体験でした。 その日は站椿功と五防功をやって、倒巻肱と攬雀尾を主に練習しました。 先生の言葉を忘れない様、…

73)内転筋

先日スポーツクラブでヨガの教室が有ったので入ってみました。 ヨガのポーズの中に、身体は前に向け両足は伸ばしたまま、どんどん横に広げて行き、頭を床につける様に、前屈をするポーズが有りました。 この時の両足は股を頂点とする鈍角三角形でしたが、靴…

72)推手套路

先日太極拳の教室で、推手套路を練習した。いくつかの注意事項が有ったので忘れない様にここに書いておこう。 ①四正手の最初の動作「掤」は相手の眉間を打つつもりで行く事。この時、身体は後方に張りだす感覚を持っていて、少ししか前に動かないので、手は…

71)先日の講習会

先日講習会に参加した。始まって早々の準備運動で両手を上から下ろしている時、T先生がわざわざ来られて「お腹が前に出て上体が反り返っているので、もっと胯を折り込んで上体を前に戻し、足裏全体で体重を感じる様に注意して下さい」とアドバイスを頂いた。…

70)相手とつながると

合気道の話の中に「相手とつながる時の状況」の話が有った。太極拳推手にも通じるのでは?と思うので、話の要点を、ここにメモしておく。 キーワードは以下の通り。 足裏感覚・推進力・同調・裏の力・緩み・つながる・自分も不安定・皮膚操作・求心性収縮・…

69)推手の注意点

これまでに、推手について注意された事を、ここに記しリマインドしたいと思う。 ①自分の身体がつながっている事。これが一番難しい。②虚領頂勁である事。③鬆腰鬆胯である事。④聴勁する事。⑤接触点の圧力を変えない事。⑥手で押さない。足を使わない。⑦身体が…

68)つなぐとは?

身体には関節部分に遊びがあり、そこで力の伝達方向が変わる。その遊びをつめて力の伝達方向が定まっていると、足/腰/肩/腕を同時に動かせるし、スムーズな力の伝達も出来る様になる。遊びがつめられてないと、力の伝達方向を揃えるのに時間がかかり、動作が…

67)古武術研究家の話

古武術の研究をしている人が面白い事を言っていたので、以下にメモしておこうと思います。 ①江戸時代までの日本では、肩がさがり丹田が充実した身体が、攻撃と防御、持久と瞬発のいずれにも長けた身体である、とされてきました。 ②人間は恐怖を感じると横隔…