New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

81)浮き身

武術の世界で言う「身のこなし」についての話が面白かったので、以下に書いておこうと思う。

武術の世界でも「xxしない」と言う事から教えられる様で、それが理解出来て初めて武術の入り口に立てると言う事らしい。

話に「ねじらない」「ひねらない」「うねらない 」「ためない 」「ふんばらない」が出ていて、その中で「ためない」には、興味を引かれました。 

通常人が動こうと思ったら、足に力を入れて、ためをつくってから動くのですが、ためをつくらない動作によって、足裏にかかる面圧が軽くなり、地面・床面との摩擦抵抗がさがって、自由自在の運動性・機動性が得られると言うのです。

下半身を柔らかく使い、体幹内部の筋肉操作で下半身を吊り上げ、身体の中から自分を持ち上げる、浮き身と呼ばれる技で、脚まで命令を伝えて、足で蹴って、というやり方より、動きが早くなるとの事です。

跳び上がっていないのに、着地の反動でカラダが床から弾き返される事にもなるらしいです。

なんとなく、発勁動作とか、太極拳の注意事項「ねじらない」「踏ん張らない」「蹴らない」「手や足を先に動かさない」・・・・・「腰で動け」との共通性を感じました。