先日太極拳の教室で、推手套路を練習した。いくつかの注意事項が有ったので忘れない様にここに書いておこう。
①四正手の最初の動作「掤」は相手の眉間を打つつもりで行く事。
この時、身体は後方に張りだす感覚を持っていて、少ししか前に動かないので、手は十分前方向に伸ばす事が出来、勁力を発揮できる。
前足が引っ張って弓歩になるのは勿論ダメ。体内の感覚としては、腰が前に行くから後足が伸びる感じである。腰は少ししか前に行かないから、腕をしっかりと伸ばす事が出来る。
②四正手の中定で、相手の肘を抑える方の手、力が入っている為に、肩も肘もが上がる傾向にある。力を抜いて肘が横に張りだしていないか注意する。沈肩墜肘である。
③掤→捋→擠の後、相手が按して来て、自分の両手は下に抑えられる時、左右の腕をくっつけたまま、回転させる様にして、上下の入替をする。
その後相手が横にいなすまで下に置いたままで待つこと。いなされた後に、腕を戻しつつ少し下がって、中定まで持ってくるのは自分の仕事である。