バレエと太極拳の姿勢に関する注意事項を比較してみた。
バレエは上に上にと姿勢を持ち上げて、羽が生えたように軽いイメージで踊るのが理想形なのだろう。
太極拳は、上下/左右/前後/四方/八方に、風船のように張りが有って、相手が動かそうとすると重いが、自らが動く時は軽いのが、理想形だろう。
しかし「上に上に」のバレエと「四方八方に」の太極拳にも、姿勢維持に関する注意事項では、結構共通点が多い。共通点を挙げてみると、
①百会の少し後ろを吊るされた様に上に持ち上げる。
②首の後ろを真っ直ぐにする。
③肩を落とし耳との距離を取る。
④背中/肩/肘/手首/指先の滑らかな曲線を意識して、手首を折らない。
⑤お尻の両サイドを締めて仙骨を巻き込む。
⑥会陰から百会への軸を中心に動く。
⑦背骨のＳ字カーブを伸ばして真っ直ぐにする。
等々、ブレのない軸を作り、その姿勢を維持して、動く為の注意事項は、同じなのでしょうね。
