New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

433)きょりょうちょうけい

太極十要の一つで、”虚領頂頸”/”虚領頂勁”/”虚霊頂頸”/”虚霊頂勁”と、色々に書かれる四文字熟語。どの漢字が正しいのだろうか。。。。 読みも、”キョリョウチョウケイ”/”キョレイチョウケイ”と2つ有るし。.。。。。 漢字の意味を知れば、どれが正しいか分か…

432)緩んで相手を浮かす

先日の推手の練習は、四正手をまわす途中で、相手の足を浮かせて、技を掛ける練習であった。技を掛ける事で、相手は、放鬆の不十分さ、中定を無くした事に気付くのだ。 相手の勁を受け入れて、相手の足を浮かせ、技を掛ける為には、自分の姿勢が正しくなくて…

431)上半身と下半身の連動

若い女性がハイヒールを履いて歩いている姿を見て、膝と腰をもっと伸ばして、綺麗な姿勢で歩いて欲しいと思った事が何度も有る。 膝と腰をスッと伸ばし全身を使って歩けば、地面からの反発力が、膝や腰の負担にならず上半身に伝わって、身体を引き上げる力と…

430)推手講習会で気付いた事

最近行った推手講習会での気付き事項・キーワードで、ずーっと頭から離れない言葉が有る。各項目は脈絡が有りそうで無さそうだが、順不同に箇条書きして残しておく。 ①随意筋に頼らない。②身体はバネ。③バネには賞味期限がある。④勁は正しく受け入れれば自動…

429)総合太極拳名称

今年の武術太極拳フェスティバルでは、総合太極拳の中から一部の套路を省略して、自選太極拳として演武すると言うので、総合太極拳の套路名称を整理してみた。 01 起勢/チーシー 02 右攬雀尾/ヨウランチェイウエイ 捋の最後は左腰の辺りで終わる03 左単鞭/ヅ…

428)フェスティバルの練習

10月下旬に行われるフェスティバルに向けて練習が始まった。 参加する人/しない人、夫々に思いが有る様だが、初級者には参加する事を勧めたい。 自分はフェスに参加した事で、自分の太極拳の質が一段階アップした様な気がする。 上手な人に合わせたスピード…

427)推手講習会

先日の推手講習会で習った事。マスター出来てない事も、備忘録として記しておく。 ①四正手の最初の掤を甲から受け、乙がその勁を足裏に落とし甲に返す練習をした。・虚領頂勁し、肩甲骨/背骨/腰を緩め、丹田を感じる合の感覚で緩んで受ける。・勁をちゃんと…

426)相手と接する前に緩む

以前、推手の講習会に行った時「これだ」と思った事が有って、その理解が正しいかどうかを、今後確認する為に、備忘録として残しておこうと思う。 それは、起勢の最初に左肩を押されながら、左足を開いて開立歩になる時の要領だ。 練習の最初の頃は、左肩を…

425)エネルギー溢れる身体

私たちの心の状態は、身体の張りや姿勢に現れるし、逆に、置かれた環境や姿勢は、心の状態に影響を及ぼす。と聞いた事が有る。その時、なぜか、ふと、井上陽水の歌を思い出した。楽しいことなら、何でもやりたい。笑える場所なら、何処へでもゆく。 悲しい人…

424)推手の注意点纏め

これ迄、推手の練習をしている時や、講習会に行った時に、先生から教えていただいた注意点を纏めてみた。表現は違うが同じ注意だと思われるものも有り、何回も同じ注意を受けているなぁと痛感した。 【自分の在り方】 自我は捨てる。気配を消す。接触部の重…

423)推手講習会

コロナの時期だからとか、相手が居ないからとかの言い訳をして、推手講習会にはあまり参加して来なかったが、先日、久しぶりに参加した。 自分が理解できた事/疑問に感じた事/課題だと感じた事を纏めておこうと思う。 推手では、自分勝手に動いて、手を引っ…

422)審判研修会2/2

審判研修会での印象 ①A組審判員は、ミスを見逃さない様に審判しようとすれば、目が回る程忙しいはず。套路名称毎に何項目もの減点項目をチェックするのが役目だが、チェックのタイミングが、ほんの一瞬の場合も有るし、死角になる場合もある。選手2人が同じ…

421)審判研修会1/2

審判員の技能向上と新審判ルール確認の為に、審判研修会が実施されたので参加した。 今回の審判研修会は、審判資格取得者だけでなく、指導者、コーチ、選手も参加可能との事で、審判経験が長いベテランから、審判員ではないが選手としての経験が長い人迄、多…

420)ずり這いで身体の連動を訓練

太極拳では、身体全体の連動が大切なので、その訓練方法について調べて見た。 身体全体の連動を訓練するのに、赤ちゃんの様にずり這いすると言う方法が有るらしい。匍匐前進よりも上体を起こして行う為、より脊椎や仙腸関節に効く訓練だ。 うつ伏せ状態から…

419)太極拳で要求される柔らかさ

太極拳で要求される身体の柔らかさを考える時、いつも思い出すのが、一昔前の大横綱、大鵬の相撲であり、身体つきだ。 私が中学校に通う頃には、テレビが一般家庭にも普及して、相撲では大鵬と柏戸が東西の横綱を張る「柏鵬全盛時代」であった。大鵬は「柔」…

418)柔らかい身体とは

先日「柔らかい身体とは」と言うWEBの記事が有り、印象に残ったので、ここに記しておこうと思う。 普通、我々の感覚で、身体が柔らかいと言うのは、体操選手の様に180度開脚ができるとか、脚が高く上がるとか、後ろに身体を反らせる事が出来るとか、を言…

417)推手講習会の注意事項

先日の推手講習会で教えて頂いた注意事項について書いておこうと思う。 まず、「小さな前にならえ」の形で、手の平を上に向け、互いに向き合う。次に、相手の手首を、握るのではなく下から支える形で接する。この状態で、相手がそっと推してきた力を受け入れ…

416)32式剣

教室で32式剣を習った時の注意事項を書いておこうと思う。 ①起勢から並歩点剣(ビンブーディエンジェン)に行く途中で、伸ばしていた左手人差し指を、中指の方向に揃えて、左手で持っていた剣を右手に持ち替えるが、この時左肩が上がった状態だとスムーズな持…

415)ワイドスクワットと内転筋

ある日、スポーツクラブのスタジオレッスンに入った時「いわゆるスクワットとは一味違うスクワット」を教えてもらった。大変、興味深い内容だったので下記して置く。 いわゆるスクワットは、大腿四頭筋の筋力アップの為に行うのだが、教えてもらった一味違う…

414)身体感覚と脳の認識

推手の練習で、うまく出来た時、先生から「それです。それを忘れずに!」と言われるが、自分では何かをしたと言う実感がない為、なぜ成功したのか解らない事が多い。 成功した要因はこれだと言う事が実感できれば、上達できるのだろうが。。。。 ある時に体…

413)肚を据えて足を上げる

最近、蹬脚で足を高く上げるのが大変になって来た事も有り、足を上げるよりも、膝から下を蹴り出す事と、両手をきれいに広げて姿勢を保つ事を意識している。 しかし、足を高く上げなくても良いと思って身体の準備をする時は、合の意識が薄くなりがちで、身体…

412)許せば緩んで心地良くなる

「まあいいか」と自分を許せば、心も身体も緩み、心地良い時間を過ごす事が出来る。 許すとは、受け入れる、逆らわない、と言う事。許せないとは、自分の周りで起こる出来事や他人に対して「心地良くないから、受け入れられない」と言う事。心と身体が頑なな…

411)緩めるには許すが大事

太極拳をする事で、気持ち良さを味わう感覚が磨かれ、ずっと心地良い時間を過ごせる様になると言う人がいます。 推手の練習をしている時、放鬆、放鬆と注意されるのも、気持ち良さを味わう感覚を磨く為なのですが、一生懸命に努力したり、教えを守ろうと意識…

410)内三合・意気勁・精気神

太極拳には、内三合・意気勁・精気神と言う言葉が有るが、そこに出て来る単語、意・気・勁・精・神はどれも実体がない為、理解するのは困難だ。多分感覚として理解するしかないのだろう。 正しく表現出来るかどうか不安もあるが、今迄の自分の理解を言葉にし…

409)気とは気持ち良さの事

推手で勁力をやり取りするとは、気をやり取りする事だ。気とは気持ち良さの事だ。推手では飛ばした人も飛ばされた人も気持ちが良いはずだ。套路も、推手も、站椿功も、気持ち良さを味わえない様なら正しくない。 太極拳が有るレベルに達した人は、手の位置や…

408)気を溜める

太極拳では気を溜めると言う言葉が有るが、気を溜めるにはどうすれば良いのだろう。 站樁功をするのが一番いいらしいが、辛さを我慢しながら站椿功をしても意味がない。 我慢するのは、筋肉に負荷がかかっているからで、気を溜める狙いとは逆方向になる。 辛…

407)両胯のやり取り

今日、太極拳教室で注意された事を書いておく。それは、両胯のやり取りの事だ。 閃通臂の定式から、一端緩んでから后坐しようとしているのは良いのだが、緩んで蓄えたエネルギーのコントロールが粗雑で、身体全体がはじかれた様に伸び上がり、後はその分だけ…

406)含胸/塌腰/斂臀/鬆胯

太極拳では足が地面を捉え安定して動ける事が大切ですが、その為には含胸/塌腰/斂臀/鬆胯が不可欠だと思います。 塌腰(ターヤオ)=腰が下に垂れ下がったように引っ張られた状態。命門を開けた状態。斂臀(リエントゥン)= 腰の椎骨節や皮膚、腱が真下に向けて…

405)一日推手

今日は県連主催の一日推手と言う講習会に参加し、午前中は、四正推手を回す練習を、午後からは、四正推手の中のいくつかの場面で、相手を飛ばす練習をした。 四正推手を回す時のポイント①相手と接している部分の圧力が変わらない様にする。②自分勝手に動くの…

404)内功・勁力・太極拳

太極拳は武術ではあるが、その動きに養生的要素もあって「健康太極拳」として普及してきた。ラジオ体操の様に毎朝やり続ければ健康に良い。だから「健康太極拳」と呼ばれるのだろうと、私は単純に理解していた。 しかし3段検定の重点項目「緩めて繋いで広げ…