「まあいいか」と自分を許せば、心も身体も緩み、心地良い時間を過ごす事が出来る。
許すとは、受け入れる、逆らわない、と言う事。許せないとは、自分の周りで起こる出来事や他人に対して「心地良くないから、受け入れられない」と言う事。心と身体が頑なな拒絶状態になると言う事。
自分の周りで起こる出来事や他人を許すには、まず自分を許し、柔軟になれれば良いのだが、そう出来ないのは「こう在るべき」と言う常識や「こう成りたい/やりたい」と言う欲求が、絶対的な基準となって居て、その基準と現状のギャップが許せないのだ。
「そんなのも有りだね」「成らなくてもいい」「出来なくてもいい」と、基準を変えた瞬間(=本来の自分を許した瞬間)に心も身体も緩んで、周りや他人も許せる様になる。
100%の自分で、等身大の自分で、ありのままの自分で良いと許し、自分のペースで生きていれば、心と身体が緩んでいるから、周りや他人との軋轢も少なく、ずっと心地良い時間を過ごす事が出来る。
「心も身体も緩めて(放鬆して)、自分の立身中正はキープしながら、相手を受け入れ、相手に逆らわず、相手の流れに乗りながら、気持ち良さを追求すべし」と言う太極拳や推手の教えも、正に同じである。