New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

415)ワイドスクワットと内転筋

ある日、スポーツクラブのスタジオレッスンに入った時「いわゆるスクワットとは一味違うスクワット」を教えてもらった。大変、興味深い内容だったので下記して置く。

 

いわゆるスクワットは、大腿四頭筋の筋力アップの為に行うのだが、教えてもらった一味違うスクワットは、ワイドスクワットと言い、両足を広めに開いて、内転筋を鍛える為に行うものだ。

 

やる時の要領は
①    お尻は真直ぐ下におろす。
②    尾骶骨は常に真下に向けておく。
③    腹圧で腰椎を後方に押し、骨盤を立てて行う。
④    上半身は、背中と首の後ろが上下一直線になる様に立てる。
⑤    膝を曲げた時にも、つま先より膝が出ない様にする。
⑥    膝を曲げ終わる少し前に、お尻が後ろに逃げ易いので逃がさない様にする。

 

通常のスクワットでは、上半身の重さを大腿に乗せるので、ジャンプする事は出来ないが、ワイドスクワットでは、上半身の重さを使って内転筋を伸ばし、その筋肉が縮む時の、跳ね返りを使ってジャンプすることも可能だ。(スクワットジャンプ)

 

太極拳では、足を蹴らずに動けとよく言われるが、足を蹴らずに動くとはどう言う事なのか、疑問に思っていたが、ワイドスクワットの要領を聞いた時、太極拳の要領と似ていて、この辺に疑問解決の糸口が有りそうな気がした。

 

上半身の重さを大腿四頭筋でがっちり支え、その筋力を使って、蹴って動くのではなく、上半身の重さで内転筋を伸展させる事で(ばねの様に受け入れて地面に流す事で)地面から返って来る反発力を動く原動力にする。


こんな風に出来るのかも知れないなぁ~。。。と。