New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

293)平常心を保つ為には

昇段試験や表演で自分の実力を100%発揮するには、平常心を保つ事が大切ですね。

弓道の話でしたが、目線を上げて目を細める事で、緊張状態でも平常心を保つ事ができると言う話が有り、太極拳でも使えるかも知れないと、思ったので以下に記して置く。

①誰でも緊張すると、横隔膜が上がり、胸が前方に出て、首が曲がり、目線が下に向きがちになりますから、逆に、首を伸ばし、目線を上げる事で、頭の位置が後ろに変わ
り、頭の重みを肩や背中で支える様になる為、胸の緊張がほぐれ、心が落ち着きます。

②赤色を見ると興奮し、青/緑色を見ると安心すると言う様に、色は我々の脳を刺激し、感情にも影響を与えますから、目を細める事で、目から入って来る色の刺激を減らせば、余計な考えが消え、気持ちが落ち着き、平常心を保つ事が出来ます。

こんな話でした。

①は太極拳の身法にも通じるものが有りますね。

②は太極拳の眼法に共通の所はなさそう。目を細めよと指導された事は無いしね。
でも、座禅を組む時に、半眼にするのは、雑念を無くして、気持ちを落ち着かせる為
なのだと思います。