太極拳の魅力って何だろう。私は何に魅力を感じて太極拳を始めたのだろう?
スポーツクラブで太極拳をやり始めた人に聞くと「体力的にエアロビクスにはついて行けないし、ヨガをするには身体が固すぎるから。。。。」との事。
太極拳でも体力や柔軟性が要ると感じる時は有るけれど、総じて言えば、年齢を問わず誰でもが親しめる運動なのだろう。
太極拳の核心となる語彙と、その意味合いとか効果を纏めてみた。
太極拳の基本動作を「ゆっくり、均一に、緩めながら、重心移動する事で、インナーマッスルが稼働して、様々な効果をもたらす」と言う。
ゆっくり・・・・だから身体にやさしい。年齢を問わず出来る。
均一に・・・・・身体の一部に片寄った負荷をかけず、全身運動にする。一動全動。
緩めながら・・・肩・腰・股関節を緩めて、リラックスし、自然体で。
重心移動・・・・バランスを調整する。姿勢を整える。内側の感覚を磨く。
インナーマッスル稼働・・「休息の神経」とも言われる副交感神経が活性化する。
癒しの効果。精神の安定。気が養われる。元気が出る。
通常、運動をする時には、交感神経が優位になって、身体の表層近くに有る、大きな筋肉がフルに活動し、精神的にも肉体的にも緊張状態になって行くのが普通である。
しかし、この緊張状態を長時間持続する事は出来ず、その後には必ず疲労/ダメージが残るし、限界を超えると、障害が出る可能性もある。
その点太極拳には、副交感神経(休息の神経)を活性化させる効果があり、リラックスした中で行なえる、身体に優しい全身運動である。