New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

12)腹圧

ブレのない安定した太極拳をする為には、ある程度の腹圧が必要なのではないかと思います。

例えば、電車が急に減速した時、つり革を持たずに立っていたら、倒れないように踏ん張りますが、この一瞬、丹田に力が入ったはずです。

重心位置のセンサー機能・微調整機能・位置キープ機能を最大限に働かせて踏ん張るのですが、それらの機能を担う筋肉の起始部が一番集まっている所に力が入ったのです。

よろける人と踏ん張りきった人の違いは、どれだけ早くバランスセンサーを働かせて、どれだけ早く重心位置を微調整し、どれだけ強くその位置をキープしたか、でしょう。

丹田に力が入った時は、横隔膜が上から下にさがって、腹斜筋、腹横筋が、張った状態になり、ある程度、腹圧が高められます。

太極拳では、収脚・上歩・蹬脚・下勢独立等、片足で姿勢を維持する動作が沢山有り、その時には丹田を意識する事が重要だと言われています。

ブレの無い、ブレの修正も早くできる、踏ん張れる身体にする為には、ある程度の腹圧を維持する事が重要だと、私は思っているのですが、、、、、。

定式や結節点で「腹部は寛げて」と指導される。それと合わないのが疑問点です。なぜなのでしょう、、、、?
まだわからないことが多いなぁ、、、と思うこの頃です。