New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

302)呪縛からの解放

初心者の頃、先輩から「太極拳をする時には、身体の上下運動が出ない様に動かないと駄目だ」と注意され、それ以降10数年間、その注意事項を守ろうと努力してきた。

しかし、身体の上下運動が無い=身体のバネが無い状態では、ロボットの様にギクシャクした動きしか出来ません。

最近、先生のご指導によって、初心者の頃から金縛り状態だった身体が解放され、伸び伸びと太極拳を楽しむ事が出来る様に成った。

「もっと身体を使って、、、、肩のりきみと腰のりきみを無くして、、、、緩みが他の人に見える程大胆に沈み込むつもりで、、、、放鬆しなさい、、、」

「動く前には、緩んで繋いでと言う準備をしなさい。準備はジャンプする前に身体を沈み込ませるのと一緒です。最初は外から見えても良いので、しっかりと準備しなさい」

「上歩は、身体のバネを使うんですよ。上歩前に緩む(≒沈み込む)事で、身体のバネを圧縮して、そのバネが伸びる時に足を出すのです。」と言った具合のご指導である。

身体の上下運動が目立っても良いから、まずはやって見ろ!その内に、身体のバネの感覚が分かって来れば、準備するとはこう言う事か、緩んで繋いでとはこう言う事かと体感できるはずだと。

身体の内側を使って準備する感覚、緩んで繋いでと言う感覚が分かった後は、上下動が目立たない様に、変えて行けば良いだけであると。