New1TR’s blog

太極拳の事について書こうと思います。

115)推手の練習

推手練習の時、先生が仰いました。

推手の相手をどう見ていますか?上から目線で、言葉で、注意や要求をしてませんか?これは大きな間違いですよ。身体で聴く、身体が伺うと言った態度で行かないとダメです。そうすれば、足も踏ん張らず、手も柔らかくなり、身体も軽くなって、放鬆した状態になりますよ。と。

相手がぶつかって来たと感じるのは、自分もそれに対抗しているからです。自分が緩んでいないからです。接触点の位置はそのままキープしながら、身体をもっと緩めれば、自分の身体が自由に動く様になります。そしたら相手の勁は、はじかれた様に相手に帰って行きますよ。と。

相手にああしろ。こうしろ。と要求するのではなく、そんな相手に対してどう反応すれば良いのか、自分の問題として捉えて練習しましょう。と。

推手練習していて気付いた事。

推手の時の前後の動きは、手からではないとよく言われますが、どうしても手が先に出てしまいます。ほんとうに困ったものです。まず、おなかを感じて、おなかが動き始めて、足を動かす。おなかを感じて、肩を緩めてから、手を動かす。と言った感じで、練習しようと思いました。

今日の練習は、四正手を1回まわして、次の掤の時に飛ばす練習でした。中定に来てから、やおら緩んで繋いで広げるのでは遅いとの事。相手に按され斜めに流されたのを、自分が下から挙げて来る時に、手で挙げるのではなく、腹を使い、肩を緩めて挙げて来るから、相手の掤を受けても自分はびくともせずに、相手が飛ぶ事になるらしいです。

色んな人に相手をしてもらって、練習するしかないですね。。。。。